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Twitterでシェアまえがき
マタムネの小生と、葉のなんとかなるは、未だに真似してます......。
ランキング結果
少なくとも少なくとも
「マタムネ」は、葉とアンナの出会いを描いた過去エピソードに登場した霊だ。「小生」をはじめとする硬い言い回しは、まるで昭和の文豪のようで、猫とは思えない貫禄の持ち主。
葉へ向けた「お前さんを待つその人は きっと寂しい思いなぞ させはしない 少なくとも少なくとも」という言葉がすごく好きで、未だにマタムネのことを思い出す際は、このセリフも一緒に付いてくる。
ハオにとっても大切な存在だったから、マタムネはシャーマンキングのキーマンだったなと強く思う。
人魂モードはかわいい
喪助との友情エピソードは泣ける。それを葉が解決したことで、持ち霊となり、最初から最後まで活躍したわけだ。
作中でも数少ない常識人で、ツッコミに回ることも少なくない。なのでピンチにも動じない葉の大らかさに驚くこともあるが、やっぱり葉の相棒は阿弥陀丸しかいないなぁと思う次第だ。
人魂モードの阿弥陀丸は、極限にかわいくなった侍と言うほかない。
開き
シャーマンキングにおいて、ストーリーテラー的な存在でもある「小山田まん太」。転校してきた葉とまん太が出会うことで、この物語は始まるわけで。
衝撃を受けたのは、やはり有名な開きのシーン。丸見えの内臓と半泣きのまん太の表情は、刺激が強すぎた。友達があんな姿にされたら、そりゃ葉じゃなくてもぶちぎれるよなと思う。
しかし、なんだかんだありながらも葉の親友であり続けたまん太は、すごくいい奴だ......。一般人が霊同士のバトルに巻き込まれたら正気ではいられないと思うが......。
それにしても、妹がそのままの名前じゃなくてホッとした思い出がある......。
じゃないとあたし……
ラスボス・ハオは母親の面影をアンナに感じていたのだろう。かなり彼女に執着していた(どこぞの赤い彗星がよぎる)。対するアンナは、"幻の左"こと、ビンタでハオをおもっくそ殴る。相変わらずの気の強さとおもっていたが、そのあと葉に向かってこのような言葉を言った。
「じゃないとあたし誰かに取られちゃうかもしれないわ」
「ん、おお(葉はこんな感じののほほんとした言葉を返した)」
このやりとりのあと、「なんじゃそら」とホロホロや蓮、竜などがズッコケているシーンが印象的。葉ののほほんとした感じも、いつもは強気なアンナがこぼした弱さも、すごく魅力的に写った。
あと、トカゲロウのところで、「葉が死んだらアンタのせいだからね!!」と、まん太にキレながら涙ぐむアンナ、ベリーキュート。
我不迷
シャーマンキングのなかで最も語感の良い必殺技は、蓮の「ゴールデン中華斬舞」だと思う。
蓮といえば担当の十祭司を殺してしまうほど人格的に問題のあるトンガリだったが、葉との出会いをきっかけに成長し、徐々に人間らしい感情を獲得していく。何より、ホロホロ、チョコラブとのチームワークが何気に良いのが微笑ましくて良いのだ。
アニメの朴璐美さんボイスはTHE・道蓮という感じ。これ以上フィットする声はないと思うくらい。キャラソンの『事理』は、歌詞はTHE蓮って感じで、朴さんの声も最高にかっこいいので、聴いたことのない人はぜひに。
「なんとかなる」
友情・努力・勝利の3原則で知られる「週刊少年ジャンプ」で連載されていた作品の主人公としては異色な「麻倉葉」。だらだらとしていて、大きな野望もなく、ピンチであってもウェッヘッヘと笑い、仲間からも度々突っ込まれるほどの、ユルさ。とはいえ、葉が口にする「なんとかなる」という言葉には、小生自身、すごく力をもらっていた。
めちゃくちゃ強い!すごくハンサム!ってキャラではないけど、そこらのキャラクターをはるかに上回る魅力を持っていると思う。仲間を大切に思っていることは伝わるし、許嫁のアンナのことも怖がりながらも愛していることがわかる。最終巻で、息子の花から思いっきり頭突きを食らって悶絶しながら仏壇前にいるシーンは、なんだか葉らしいなと思ったものだ。
小生は中学時代、葉の真似で動じないキャラを演じようとして失敗した記憶がある。ヘッドホンはさすがにつけなかったが。