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鬼才っぷりが出ちゃっている
実際に起きた「埼玉愛犬家連続殺人事件」をベースとした作品。主演が吹越満で独特な雰囲気出てるなーと思いながら鑑賞したら、とんでもない映画でした。
「ボディを透明にする」と言い放って殺人を犯すでんでん。マジで怖かったっす。園子温作品の常連・黒沢あすかが演じる妻との夫婦役だったのですが、2人が「解体」するシーンはトラウマ級。
そんな「グロ」がありつつ「エロ」も入れ込むのが園子温が鬼才と呼ばれるゆえんなのでは……?と思います。妻である神楽坂よしえにガシガシ濡れ場を演じさせるのはもはや変人なのでは……とさえ思います。いい意味で!
4時間だけど中身詰まってる!
4時間近くの超大作。でも4時間かけて見てよかったと思うのがこの作品です。長時間だけどあっという間。なぜなら面白いから。中身ギッチギチに詰まってます!
主要キャストは、西島隆弘と満島ひかりと安藤サクラ。内容はR-15指定。そりゃそうだよなっていう内容になっています。
好き嫌いがわかれそうな映画だけど、見て損なしの良作でしょう!
染谷ふみ
園子温監督といえば、数々の俳優・女優を「見出した」ことで知られていますよね。このヒミズでは、染谷将太と二階堂ふみ。主演に大抜擢されたこの2人は当時10代ながら、堂々とした演技を披露してました。
なんというか「役に入り込むとはこのことだな」と思ったのです。染谷将太の死んだ魚のような目は印象的だったし、二階堂ふみの狂ったような雰囲気は鳥肌モノだったなぁ。ベネチア国際映画祭で新人賞的なのとっちゃうのも納得! そしてその後の活躍は言わずもがな。
古谷実による漫画が原作だけど、映画では震災を話に取り入れています。映画は別物として見るのが吉!いろいろ考えさせられる名作!