映画監督として、世界にも認められる衝撃的な作品を数多く生み出しているのが「園子温」。今回は彼が監督を務めた映画に注目した「園子温監督の人気映画ランキング」をみんなの投票で決定します。実際に起こった殺人事件が元ネタになっている『恋の罪』や、クライムドラマと恋愛・青春が交わった『ヒミズ』、「綾野剛」主演の『新宿スワン』などは何位にランクインするのでしょうか。あなたが好きでおすすめしたい作品に投票してください!
最終更新日: 2020/11/29
このお題は投票により総合ランキングが決定
園子温(その しおん)は1961年12月18日生まれ、愛知県出身。1986年に制作した短編ドキュメンタリー映画『俺は園子温だ!』が、ぴあフィルムフェスティバルという映画祭で入選し注目を集めました。以後、過激な描写が話題になったサスペンスドラマ『恋の罪』(2011年)や「染谷将太」「二階堂ふみ」が大ブレイクするきっかけとなった『ヒミズ』(2012年)、任侠アクションもの『地獄でなぜ悪い』(2013年)などの名作を世に生みだし、「映画界の奇才」と称される存在に。この3作品を含む多くの園子温作品は、ヴェネチア・カンヌなどの名誉ある国際映画祭で数々の映画賞を受賞しており、高い評価を得ています。
バイオレンス・洗脳など重いテーマを扱った園子温監督作品『愛のむきだし』(2009年)。「渡部篤郎」や「渡辺 真起子」といったベテラン俳優陣が脇を固めるなかでメインキャストを務めたのは、パフォーマンスグループAAA(トリプルエー)の「西島隆弘」と、当時無名だった「満島ひかり」。西島は映画初出演ながら、父からの愛情を欲すあまり犯罪に手を染める高校生という難しい役どころを好演しました。そして「満島ひかり」も体を張った演技を披露。「芝居が狂気とも呼べる域に達した」と、園子温監督に演技が絶賛された彼女は、数多くの映画賞で新人賞を受賞。これにきっかけに実力派人気女優としての階段を駆け上がりました。
ランキングの順位は、気軽に参加可能な3つのボタンによる投票と、自分の順位を決めて公開・投票するマイランキングの合計ポイントで決定します。マイランキングの方がポイントは高く、順位に及ぼす影響は大きくなります。
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1位愛のむきだし
2位冷たい熱帯魚
3位ヒミズ
4位自殺サークル
5位新宿スワン(映画)
1位愛のむきだし
2位冷たい熱帯魚
3位ヒミズ
4位自殺サークル
5位新宿スワン(映画)
条件による絞り込み:なし
鬼才っぷりが出ちゃっている
実際に起きた「埼玉愛犬家連続殺人事件」をベースとした作品。主演が吹越満で独特な雰囲気出てるなーと思いながら鑑賞したら、とんでもない映画でした。
「ボディを透明にする」と言い放って殺人を犯すでんでん。マジで怖かったっす。園子温作品の常連・黒沢あすかが演じる妻との夫婦役だったのですが、2人が「解体」するシーンはトラウマ級。
そんな「グロ」がありつつ「エロ」も入れ込むのが園子温が鬼才と呼ばれるゆえんなのでは……?と思います。妻である神楽坂よしえにガシガシ濡れ場を演じさせるのはもはや変人なのでは……とさえ思います。いい意味で!
実際の事件とは驚きましたー。
熱帯魚がなんで冷たいのだろうとか。いろんなことを考えましたが、熱帯魚が珍しいから買わないかーとかそんな詐欺もあるのかとこの映画で見て驚きました。そして、殺人も残酷で冷酷で何も表情を変えずにのこぎりで腕を切ったりしてバラバラにする行為は、わたしには理解ができません。この映画を見るときは精神を強くもってみないとやられてしまいます。
人間が一番怖い
不穏な家族。この空気をこんなに上手に映像で表現する監督はいないと思います。普段穏やかな人ほど心内で溜めているものはあまりに痛く凄まじくこんな狂気を帯びていくのだと思いました。詐欺師役のでんでんが一番の見どころでトラウマに残るほど。「エログロ」という表現がぴったりの映画です。人にはなかなかオススメできない映画ですが、一度は見てほしいと思う人間の恐さであり、これが事実を元にした映画であることがさらに慄きます。
グロすぎ注意!
エログロがつまりすぎて窒息しそうになりました。心身ともにどんどん掌握されていく家族の様子は見るに堪えなかった…。でもショッキングな分、心には深く残ります。夜寝る間前に思い出して震える、そんな映画です。
染谷ふみ
園子温監督といえば、数々の俳優・女優を「見出した」ことで知られていますよね。このヒミズでは、染谷将太と二階堂ふみ。主演に大抜擢されたこの2人は当時10代ながら、堂々とした演技を披露してました。
なんというか「役に入り込むとはこのことだな」と思ったのです。染谷将太の死んだ魚のような目は印象的だったし、二階堂ふみの狂ったような雰囲気は鳥肌モノだったなぁ。ベネチア国際映画祭で新人賞的なのとっちゃうのも納得! そしてその後の活躍は言わずもがな。
古谷実による漫画が原作だけど、映画では震災を話に取り入れています。映画は別物として見るのが吉!いろいろ考えさせられる名作!
平凡に生きたかっただけなのに……
少年の残酷な青春を描いた「ヒミズ」。
染谷将太が好きで観賞しましたが、当時中学生だった私には重くて難しくて、なかなか理解ができませんでした。
最近見直してみると、主人公の祐一の平凡に生きたいという気持ちがわかるようになり、しっかり楽しめました。
頑張れ!希望の先に見えるもの
東日本大震災をテーマにした作品です。主人公とヒロイン2人の中で絶望から希望へ変化していく様子に心を打たれます。中には見てられないバイオレンスなシーンもありますが、人の絶望の中で起こる狂気は恐ろしく感じつつ目を背けられませんでした。絶望の展開で進んでいきますが、ラスト。希望に向かって被災地を頑張れ!すみだ!と走り出す2人のがむしゃらな姿は今でも心に残るシーンのひとつです。
電車に飛び込むシーンが圧巻!
女子高生が手をつないだまま電車に飛び込み、大量の肉片と血が画面いっぱいに広がるシーンはまさに圧巻です!勢いがありすぎて、全くグロさを感じさせないのも凄いですね(笑)
驚きと、流行りの掲示板
掲示板で自殺しましょうと呼びかけて手を繋いで電車に飛び込むー。こんなのが世の中にあったらとても恐怖だと思いました。なにがここまで学生たちを追い込むのか、みんなで手を繋げは怖くないということを証明しているのか、わたしには理解ができませんでしたが、実際にも、悩んでいる人はいることと思います。この映画では解決できません。
引用元: Amazon
制作年 | 2015年 |
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上映時間 | 139分 |
原作 | 和久井健『新宿スワン』 |
監督 | 園子温 |
脚本 | 鈴木おさむ、水島力也 |
製作 | 山本又一朗 |
製作総指揮 | - |
メインキャスト | 綾野剛(白鳥龍彦)、山田孝之(南秀吉)、沢尻エリカ(アゲハ)、金子ノブアキ(葉山豊)、深水元基(関玄介)ほか |
主題歌 | MAN WITH A MISSION『Dive』 |
公式サイト | http://shinjuku-swan.jp/ |
意外とよかった!
歌舞伎町の話だし、どーかなぁと思っていたけど、見たらスゴくよかった!!
剛くんとエリカさんの起用も正解ですね!
歌舞伎町の裏をちょっと覗き見できたみたいで、見方が変わります。
ポイントの目の付け所
ホステスやデリヘルなどをスカウトする人をピンポイントにしていることがとても新鮮でしたが、縄張り争いが主で割と暴力的なシーンが多いように思いました。喧嘩だけではなくて人間味もある、優しさのあるラストで素敵な作品です。
引用元: Amazon
制作年 | 2013年 |
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上映時間 | 130分 |
原作 | - |
監督 | 園子温 |
脚本 | 園子温 |
製作 | - |
製作総指揮 | - |
メインキャスト | 國村隼(武藤大三)、長谷川博己(平田純)、堤真一(池上純)、二階堂ふみ(武藤ミツコ)、星野源(橋本公次))ほか |
主題歌 | 星野源『地獄でなぜ悪い』 |
公式サイト | http://play-in-hell.com |
全力歯ぎしりレッツゴ〜♪
園子温の映画愛を感じる血みどろコメディです。登場人物がみんな個性的で、國村隼のヤクザ役はかなりハマっているし堤真一の顔芸も面白い。二階堂ふみのビール瓶の破片を口に含んでのキスシーンが印象的。劇中に出てくる「ガガガはみがき」のCM曲が何年も頭から離れなくて困っています。
引用元: Amazon
制作年 | 2015年 |
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上映時間 | 114分 |
原作 | 若杉公徳『みんな!エスパーだよ!』 |
監督 | 園子温 |
脚本 | 田中眞一、園子温 |
製作 | 依田巽、太田哲夫、石川豊ほか |
音楽 | 原田智英 |
メインキャスト | 染谷将太(鴨川嘉郎)、池田エライザ(平野美由紀)、真野恵里菜(浅見紗英)、マキタスポーツ(永野輝光)、深水元基(榎本洋介)ほか |
主題歌 | 岡村靖幸『ラブメッセージ』 |
公式サイト | https://esper-movie.gaga.ne.jp/ |
バカみたいな設定がおもしろい!
登場人物が超能力をエッチなことに使っているため、バカな展開が続きます。園子温監督の映画にしては、グロいシーンやショッキングなシーンも少ないため、普通に見やすかったです。笑えるシーンも満載なバカ映画。
エスパーがコメディ
心が読めたり、強い力が出たり、瞬間移動できたり、そんな超能力がコメディタッチで描かれていてとても見ていて愉快になりました。ほとんどが中学二年生の男子の感覚なのかな?と思うような、すこし、エッチなのと下ネタが満載でした。
引用元: Amazon
制作年 | 2016年 |
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上映時間 | 133分 |
原作 | 和久井健『新宿スワン 横浜王国編』 |
監督 | 園子温 |
脚本 | 水島力也 |
製作 | 山本又一朗 |
製作総指揮 | - |
メインキャスト | 綾野剛(白鳥龍彦)、浅野忠信(滝マサキ)、伊勢谷友介(真虎)、深水元基(洋介)、金子ノブアキ(葉山豊)ほか |
主題歌 | MAN WITH A MISSION『Dead End in Tokyo』 |
公式サイト | http://ss-2.jp/ |
走る女の子たちがかわいい
三部に分かれていますが、メインのヒロインはトリンドル玲奈さん。とにかく制服姿がかわいいです。
内容はメタなんですが、あまりに荒唐無稽なのでめちゃくちゃ笑えますよ!
大杉漣の怪演が見事
この映画をホラー映画として観ると肩透かしをくらうかも。大杉漣の変態演技を観るための映画なのです。髪フェチ変態男・山崎を不気味にそしてコミカルに演じています。
園子温の作るキャッチーな劇中歌はこの映画でも健在。山崎の歌う「Myヘアー」は映画公開時、先着入場者特典DVDとして貰えたそう。いいなぁ。
だるまさんが転んだ
ほんとうに、自分の生きている世界がつまらないと思ったら、こう言う世界に行けたら面白いなぁと思います。ゲームに勝ったら生きる、負けたら死ぬ。残酷だけど、生きるってそうやって必死に生きると言うことを考えていかなきゃなと思いました。
4時間だけど中身詰まってる!
4時間近くの超大作。でも4時間かけて見てよかったと思うのがこの作品です。長時間だけどあっという間。なぜなら面白いから。中身ギッチギチに詰まってます!
主要キャストは、西島隆弘と満島ひかりと安藤サクラ。内容はR-15指定。そりゃそうだよなっていう内容になっています。
好き嫌いがわかれそうな映画だけど、見て損なしの良作でしょう!
株式会社HANABISHI みんラン運営
THE・園子温
初めてこの映画を観たとき、すごいものを観てしまったという感覚でしばらく方針状態だった。4時間近くもあるけど、俳優さんたちの鬼気迫る演技と物語に引き込まれ一気に観てしまった。ラストは意外と爽やかで清々しい気分になる。愛とは性とは宗教とは……。いろいろ考えて頭パンクしそう。
極上エンターテイメント!
私が初めて出会った園子温監督の作品です!4時間近くある大作ですが、長さを感じさせない疾走感と爽快感でした。キャラクターの濃さは他を見ない変態ぷりでみんな人間臭くどんな非道なことをしようが最後には愛しくなってしまうほど。ゆらゆら帝国の小気味よいサウンドが作品を彩っています。むきだしの愛って簡単に世界を変えることができる素晴らしいものです!恥ずかしくなんかない!
過激!
過激なシーンが多く15禁指定されており、しかも上映時間が237分といういろいろぶっ飛んだ映画です。愛情を十分に与えられずに育った人々が、破滅的な行為で心を埋める様子が観ていて苦しかった。
映画・ドラマが好きな都内在住OL
ニッシーと満島ひかりが熱演
AAAニッシーと満島ひかりの出世作「愛のむきだし」。
ラストシーンには感動が止まりませんでした。
カルト的要素満載で、怖いけどつい見入ってしまう名作映画です!
人間の本性を、隠さない
自由すぎる作品。
こんな作品、きっと園子温監督しか作れないと思う。
満島ひかりに安藤サクラなど、実力派の俳優さんが多く出演しています。
面白かった!!!
主演の満島ひかりさんと西島隆弘さんの演技が迫力あって物語にとても引き込まれました。最強にいい意味でカオスな世界観が魅力的でした。