ヒミズ(映画)の詳細情報
制作年 | 2011年 |
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上映時間 | 129分 |
原作 | 古谷実『ヒミズ』 |
監督 | 園子温 |
脚本 | 園子温 |
メインキャスト | 染谷将太(住田祐一)、二階堂ふみ(茶沢景子)、渡辺哲(夜野正造)、諏訪太朗(まーくん)ほか |
制作 | 梅川治男、山崎雅史 |
音楽 | 原田智英 |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
参考価格 | 307円(税込) |
『ヒミズ』は、古谷実による日本の漫画。 園子温監督による実写映画として、2012年1月14日に日本公開された。PG12作品。 2012年映画芸術日本映画ワーストテン2位受賞。また、出演した染谷将太と二階堂ふみは第68回ヴェネツィア国際映画祭にて新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞した。(引用元: Wikipedia)
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感想・評価
全 19 件を表示
「THE・園子温」の世界に翻弄される
園子温監督の作品で見た後に爽快感を感じる作品を見つける方が難しいと思うが、この作品もその傾向は結構なもの。
特徴として多いのが、登場人物が同じ人間で、共感できそうな部分が見え隠れするものの、どこか途中で裏切られる場面があり、思わず「え、そっち?」と言いたくなる行動をとる。そんな捉えどころのない浮遊感を味わわせられる。そんな役所に、当時まだ十代という二階堂ふみのキャスティングはまさに適役だったと思う。染谷将太も然り。急に訪れるバッドエンドという終わり方ではないものの、一貫して人間の不気味さが見られる作品。たぶんこの感覚が癖になってしまったら彼の作品にハマってるんだと思う。
「脱・原発!」
稲中卓球部の作者によるダークな漫画を実写化した、映画「ヒミズ」。監督は園子温さんなので、いろいろお察し。
窪塚くんはちょい役で出演しているのですが、この役柄がまじでクレイジーで意味不明で、KINGっぽさがあって大好き!わずか数十分の登場シーンでこれでもか!と存在感をみせつけてくれました……。主演・染谷将太とバッティングこそしなかったものの、絡みがあったら食ってたかも。それくらいインパクトがあって、窪塚くんのシーンを何回も何回もリピートしちゃいました。
本人いわく、「ひやかし程度の出演ですけど、園監督と一緒にできてだいぶ楽しかったです」とのこと。コメントもいちいちカッコイイ〜〜!
染谷ふみ
園子温監督といえば、数々の俳優・女優を「見出した」ことで知られていますよね。このヒミズでは、染谷将太と二階堂ふみ。主演に大抜擢されたこの2人は当時10代ながら、堂々とした演技を披露してました。
なんというか「役に入り込むとはこのことだな」と思ったのです。染谷将太の死んだ魚のような目は印象的だったし、二階堂ふみの狂ったような雰囲気は鳥肌モノだったなぁ。ベネチア国際映画祭で新人賞的なのとっちゃうのも納得! そしてその後の活躍は言わずもがな。
古谷実による漫画が原作だけど、映画では震災を話に取り入れています。映画は別物として見るのが吉!いろいろ考えさせられる名作!
主演をしのぐ際立つ演技力!
主演の染谷将太くんよりもなおさら際立って、二階堂ふみさんの演技が頭から離れなくなります。高校生の役だけど、これだけ感情が出せたらとても素敵な大人になれるように、心を強く持とうと思えた作品でした。なにもなくても、この人がいればと思うだけで生きていけるって素晴らしいなぁと感じがしました。
momoさん(女性・20代)
1位(100点)の評価