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櫻さんの「凛として時雨の曲ランキング」

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更新日: 2020/12/05

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ランキング結果

アニメの主題歌。とあるキャラクターの心理がゾッとするほど物悲しく描かれている。

主題歌になっているアニメのキャラクター、槙島聖護の心を叫んでいるような歌。震えるような声で囁き続けるボーカルは、まるで槙島が今まで経験してきたやるせない思いをとつとつと語りだすよう。メロディも、泣きそうになる切なさが前面に出ており、槙島がどうやって生きてきたかを語る。全体的には流れるように綺麗で、聴いていて心地のいい曲だが、世界(plastic beautiful world)を「貴様」と呼ぶ歌詞も相まって、例えば怒りとか、憎しみとか、強いマイナスの感情が、何度もなぞりすぎて表面だけ滑らかになったような印象を受ける。

激しさと美しさがまるで襲いかかるかのように駆け抜ける。

全体的にバランスが絶妙。出だしから、345のベースが広い音域で鳴るリフが展開され、これが最高に格好いい。かと思えば、TKのウィスパーが早口に、きわどい歌詞をまくしたてる。サビも二段に構えられており、力強い一段目の後に、物悲しいような切ないような二段目のサビが鳴って、どうしたらいいかわからないような高揚感が襲ってくる。

不安定にも思える旋律と裏腹にリズムがクール。

全体を通して、ボーカルが主に演歌で使われるヨナ抜きの音階で鳴り続ける。しかし決してそれだけの印象で終わらず、例えば345の「ハカイヨノユメ」のリフレインはリズムが表拍だったり裏拍だったりして、揺さぶるような強引さで次へ次へと進んでいくのは圧巻だし、中間部にはゆっくりしたパートがあり、じりじりと焦がれるような感覚を刻まれながら、次の爆発を待たされてしまうし、その期待は想像以上の形で満たされる。

明るい印象の曲なのに、根底には確かな切なさが這っている。

明るくすっきりとした印象を残しながらも、メロディは凛として時雨らしく、切なくキャッチーに組まれている。サビは一度聴いたら印象に残ることうけあい。そして2番の「もうちょっと聞いていたいの」の345が最高に可愛い。

凛として時雨の曲で一番カラオケで歌う。

カラオケに入れたときの楽しさが群を抜いている。「おかしくなって」のリフレインは1曲目の導火線にもバッチリだし、友達といるときに歌うと、なんだこいつ、みたいな目で見られるのが楽しい。サビも高音で気持ちよくシャウトできる。

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