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背負いすぎたエースキラー
大阪代表のちょっと荒っぽい豊玉高校を統べる静かなキャプテン南くん。初めて出てきた時から、うわ絶対なんかあるやん…っていう不穏さを感じさせた人物でしたね。プレイヤーとしての能力は文句無し、大阪の得点王に輝くほどのスリーポイントの実力があるのはわかります。湘北戦でも10本以上スリー打ってるし、それだけ味方も南のスリーポイントシュートを信頼してるのでしょう。ですが、エースキラーの名にあるように故意に相手に怪我をさせるという行為自体はスポーツマンシップに反するものであり、そこは絶対に咎められるべきところではあります。どんな理由や背景があっても、彼の行為自体を肯定することはできません。
豊玉高校の悲劇を簡単に言うなら、“大人の理不尽に子どもが巻き込まれてしまった”構図だと思います。北野監督に憧れて豊玉高校に入ったはずなのに、お金という大人の理由からクビにされてしまう。南と岸本が直訴に行ったシーンで私はあの経営者に思わず「は?」と思ってしまいました。クビにしたこと自体は仕方がないと思いますが、わざわざ「君らにこんなことは言いたくないが〜」以降のセリフを、まだ15.16の子どもらにぶつける必要があったのか?とずっと引っかかっています。湘北戦中はずっと集中力が散漫で、いろんな葛藤とか罪悪感とか、本当にこれで良いんやろうかとか、そんなことを思いながらプレーしてたのかなと思うと、なんとも一途で、純粋で、誰よりも人間くさくて、思わず涙が出てしまいました。翔陽の藤真も然りですが、「子どもに何を背負わせているんだ」と、複雑な感情を抱かせる選手だったなと思います。最後二分間は北野監督の言葉に救われて、楽しみながらバスケットをプレーできていたかなと思いました。しかもそんな北野監督が放ったセリフが「バスケットは好きか?」という、偶然にも主人公花道がバスケットを始めるきっかけになった言葉と同じなんですよね。南&岸本の幼馴染コンビが大好きなので、これが先もずっとずっとバスケットが大好きな二人であって欲しいなと思います。
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異常なほどに冷静
「しかし深津は動じない」
「同じ二点だピョン」
山王戦始まって早々の花道&リョータのアリウープで会場中が沸き立った後でも、決して動じることなく静かに同点に返したプレー。安西監督からも「深津くんは別だったか」と思わせるほど、とにかくずっと落ち着いてチームを後ろから支えているところが彼の魅力だと思います。この作品の中で、彼ほど「冷静」という言葉が似合うプレイヤーいますかね。私自身小学生の頃から大学までバスケット続けていましたが、ここまで落ち着いてプレーできる高校生は見たことないです。河田や沢北がのびのびとプレーできるように、ひたすら黒子役に徹する深津さんの存在は、山王でバスケットをする全ての選手らの心の支えであったと思います。何考えてるかわかんない無表情も、変な語尾も、実は合宿所から逃げ出した過去も、全てひっくるめて良いキャラクターだなと思いました。