ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアランキング結果
原作読者も大納得の、丸尾らしい声と演技
ベイビーステップは、わたしが村田さんの演技に初めて触れた作品。もともと週刊少年マガジンの連載を読んでいたため、丸尾の声は既に脳内再生されていたが、アニメを見たときに一切の違和感がなく、「丸尾の声=村田さん」をすんなりと受け入れられた。
ヒロイン役の寿さんとの掛け合いも素晴らしく、毎週のアニメ放映が楽しみだったのも、製作スタッフ一同の努力はもちろん、村田さんの声と演技によるところが非常に大きい。
欲を言うなら、丸尾がテニス初心者から強キャラになった後の演技に「テニスプレーヤーとして自信を付けた丸尾」をもう少し感じさせるような雰囲気が欲しかった。
「2番手捕手ならではの思い・努力」の表現が素晴らしい
サブキャラクターの深堀りが素晴らしいダイヤのA。宮内啓介は漫画でも、2番手捕手でも決して腐らない実直さ・真面目さ・周囲への気配りができる点が描かれていた。
村田さんはどちらかというとベイビーステップの丸尾のような「気弱・幼さ」を感じる声質だと思っていたが、ダイヤのAでは、寡黙で誠実な宮内というキャラクターを見事に演じており、「こういう役もアリなんだ」と、良い意味で村田さんへのイメージが変わった。
ちなみに、宮内には「ムフー」という口癖があるが、こうした「声にならない声」を自然に表現できている点も好評価のポイント。