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1位模仿犯(ドラマ)
日本統治下の台湾が舞台、美味しそうな料理が沢山見られます
大陸にいた母親と離れ離れになってしまい、お嬢様育ちなのに密航を計画するアグレッシブな面もある、台湾で日本語を学んでいた女性が主役のひとり。
彼女は結婚後料理が全くできなくて、夫に美味しいものを食べさせたい一心で当時には珍しく料理人にお金を払って教わり始める。それを夫の友人たちに披露したのが評判になってその夫人たちに教えやがてテレビで料理を教えるようになる、この頑張る過程が面白かった。もう一人の主人公はこのお嬢様奥様の家でお手伝いさんとして働き、その後自力で食堂を開いた女性。お手伝いさんになるまでの悲惨な境遇や、上流と一般家庭など普段あまり描かれないところも丁寧に描写されて楽しめた。さらに現在の台湾編に登場する、食堂を開いた女性の孫のトラブルもまた、現在の台湾なのだなあと感じた。
おいしそうな料理もたくさん登場し「メシテロ」要素も大きいので、ダイエット中に見てはいけないドラマだと思う。
1位宮廷の諍い女
引用元: Amazon
放送期間 | 2011年~2012年 |
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話数 | 全76話 |
メインキャスト | スン・リー(甄嬛)、ラン・シー(沈眉荘)、タオ・シンラン(安陵容)、ジャン・シン(華妃)、エイダ・チョイ(皇后)、チェン・ジェンビン(雍正帝)ほか |
公式サイト | http://www.bsfuji.tv/isakaime/ |
重厚で納得が行く心理描写が素晴らしい
まず主演・スン・リーの演技力が素晴らしい!宮中に入る10代前半の純粋無垢で勝気な少女から後宮内の闘争や恋愛を経て、最後は皇帝に積年の思いをぶつけて皇太后にまでのし上がる表情の変化が外国人の私の心にも響いた。また彼女の演技力を引き出す化粧、小物等の道具類や紫禁城のしつらえもまた美しく、歴史大作と呼ぶにふさわしいと思った。邦題の「諍い女」には納得が行かないし「中国版大奥」の呼び方もイヤ。ただ後宮における女性同士の足の引っ張り合いだけではなく、その背景にある家や側室を取り巻く侍女や宦官たち一人ひとりの個性や気持ちまで細かく描写しているところも大好き。何度見ても楽しめる名作だと思う。
残酷な描写がダイレクトにメッセージを訴えかけてくる
宮部みゆきの代表作が原作で、日本でも映画、ドラマ化されている作品。小説が好きだったので視聴したが、日本版ではできない暴力的なシーンも多くて初めは残酷だと思った。しかし、残酷だからこそ家族を殺された遺族の哀しみや、それに対する言われない誹謗中傷の場面なども心に響き、本当に涙無くして見られない作品だった。特に孫娘を殺されたおじいさんが犯人に対して訴えるシーンは、俳優の気持ちが画面を通してこちらに流れ込んでくるようで忘れられない。