みんなのランキング

bitter3さんの「筒井康隆の書籍ランキング」

1 0
更新日: 2020/04/01

ランキング結果をSNSでシェアしよう

Twitterでシェア

ランキング結果

1時をかける少女(小説)

時をかける少女(小説)

引用元: Amazon

著者筒井康隆
ジャンル文学
出版社KADOKAWA
発売日2006年5月25日
メディアミックス映画『時をかける少女』(1983年)(1997年)(2010年)
アニメ映画『時をかける少女』(2006年)
NHK『タイムトラベラー』(1972年)
フジテレビ『南野陽子の時をかける少女』(1985年)ほか
公式サイト-

青春タイムリープもの

青春ものでありながらもタイムリープというSF要素もある有名な作品ですが、私はタイムリープという言葉はこの映画で初めて知りました。タイムリープできるなんて羨ましい能力だなと思っていましたが、主人公の和子が自在に過去に戻れるようになってから、一夫が未来から来たという事実が分かってしまい、2人は離ればなれになってしまいます。両想いなのに切なすぎて泣きました。和子はこれからずっと待ち続けるのかなと思うと悲しいです。未来に帰らないで欲しいってすごく思ってしまいました。

2パプリカ(小説)

パプリカ(小説)

引用元: Amazon

『パプリカ』は、1993年に出版された筒井康隆のSF小説。初出は『マリ・クレール』誌上にて、第一部1991年1月号 - 1992年3月号、第二部1992年8月号 - 1993年6月号。1995年に萩原玲二によって漫画化された(雑誌休刊により休載、2003年に加筆修正し発表)。2006年にアニメ映画化され、翌2007年には坂井恵理によって漫画化されている。

夢に入る近未来の探偵

研究所で働いている時の主人公は真面目な感じなのに、パプリカと名乗って他人の夢に入り精神治療をしている時の主人公はどこかお気楽で明るい感じで、そのギャップが良いなと思いました。夢に入り込んで治療ができるなんて画期的な方法だと思うのですが、その反面ちょっと怖いなと思ってしまいました。他人を操れるなら悪い方に利用する人がいたらどうなるのかとハラハラしながら読んでいました。やっぱり悪い方に利用する人はいるもので、夢の暴走が始まった時は頭が混乱状態になりました。どっちが夢でどっちが現実か分からなくなるような表現は不思議な感覚になりました。

ゾクゾクっと来てスリル満点

短編集ですが、後味が悪い話が多いです。
そういう読後に後引くような話は好きですが、中でも私が好きなのは走る取的と熊の木本線です。走る取的は取的の悪口を言ってしまった主人公がどこまでも追いかけられてしまうというシンプルな内容ですが、シンプルなのが逆にゾクっとしました。悪口だけでここまでされるのはあまりにも理不尽でした。熊の木本線は、主人公が正解の歌を歌ってしまうことでみんなが青ざめてしまうという話でしたが、何でも自由に言葉を言って良いのに正解なんてあったのかなと思ってしまうのですが、どうやら正解を他の人は言わないようにしていたらしく、じゃあ最初に教えて欲しいと思ってしまう、これも理不尽な話です。どれも不思議な世界観に入り込めるのが良かったです。

このランキングに共感できましたか?

総合ランキングをみる