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ランキング結果
1位ギャロップ(お笑いコンビ)
引用元: タレントデータバンク
プロフィール | 林健と毛利大亮により、2004年に結成されたお笑いコンビ。主に漫才を披露。漫才のツカミは、林が客席を見渡して笑い、『みんな(髪の毛)生えすぎちゃう?』と言い、毛利が『お前が抜けすぎやねん!』とツッコむというパターンがお決まりになっている。主な出演作は、朝日放送『ごきげん!ブランニュ』、『今ちゃんの「実は…」』、サンテレビ『よしもとサンサンTV』、お笑いライブ『なんばグランド花月』など。 |
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代表作品 | バラエティー『ごきげん!ブランニュ』
バラエティー『今ちゃんの「実は…」』 お笑いライブ『なんばグランド花月』 |
2位プラス・マイナス
引用元: Amazon
プロフィール | 兼光貴史と岩橋良昌により、2003年に結成されたお笑いコンビ。ボケ担当の兼光貴史の特技はものまね。特にお笑いコンビ「麒麟」の田村裕のマネが得意で、田村本人と「俺が田村や!」「俺が田村や!」と言い合い、最後に「皆さん!どっちが田村ですか!?」とお客さんに聞くという持ちネタがある。ツッコミ担当の岩橋良昌の声は非常に良く通り、高くけたたましい印象を受ける声質。金魚が好きで、趣味は金魚を大きくすること。コンビとしては、2007年に「第28回ABCお笑い新人グランプリ」優秀新人賞を獲得するなど、お笑いとしての評価も高い。 |
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代表作品 | バラエティー『10カラット』
バラエティー『痛快!エブリデイ』 バラエティー『行列のできる法律相談所』 |
"二人とも"芸達者でしゃべりも抜群の漫才師 プラス・マイナス
ラストイヤーでの初の決勝進出を目指し敗者復活戦に挑みましたが,視聴者投票で惜しくもミキに敗れたプラス・マイナス。「人気投票でミキに負けただけで,一番おもしろかったのはプラス・マイナスでは?」という声も……
基本的には,兼光さんがボケで岩橋さんがツッコミですが,岩橋さんがボケることもあります。兼光さんにはものまね,岩橋さんには変なクセという特技があり,"二人とも"芸達者でしゃべりもうまくボケもツッコミできるコンビです。
ものまねなどの「芸」や,変なクセという「ギャグ」のようなものを漫才に取り入れると,「漫才っぽくない」とか「ただのギャグ漫才」という印象を与えてしまうことがありますが,しゃべりがうまく,それぞれの「芸」を漫才として活かす技術にも長け,正統派で非常にうまい漫才に仕上げています。
3位和牛
引用元: Amazon
結成 | 2006年 |
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プロフィール | 水田信二と川西賢志郎により、2006年に結成されたお笑いコンビ。主に漫才を披露。主な出演作は、読売テレビ『もってる!?モテるくん』、朝日放送『おはよう朝日です』(隔週火曜レギュラー)、毎日放送『ソガのプワジ』(レギュラー)、お笑いライブ『5upよしもと』など多数出演。2024年3月解散。 |
代表作品 | バラエティー『もってる!?モテるくん』
情報番組『おはよう朝日です』(隔週火曜レギュラー) バラエティー『ソガのプワジ』(レギュラー) |
和牛の漫才は"正統派しゃべくり漫才コント"
M-1での和牛の漫才には賛否両論あります。否定的な意見としてよく挙げられるのが,「機械のような漫才だ」ということ。これは,和牛が劇場でやっている10~15分の長尺漫才をM-1用の4分ネタにすることによって生じた弊害であって,普段から機械ような漫才をしているというわけではありません。むしろ普段は,アドリブ満載で二人ともとにかく楽しそうに漫才をしています。
そしてもう一つよくあるのが,「あれはコントであって漫才ではない」という意見です。確かに和牛のネタは漫才コントが多いですが,あれは単なる「コント」ではありません。なぜなら,和牛の漫才コントは「素の自分」や「素の自分たちの関係性」がベースになっているからです。何らかの役を演じてはいても,「素の自分」や「素の自分たちの関係性」は生きているので,しゃべくり漫才的要素も多分にあり,非常にうまい漫才です。「正統派しゃべくり漫才コント」という呼び方が,和牛の漫才にはぴったりではないかと思います。
会話を漫才に"昇華"した最強のスタイルを確立したギャロップ
以前から「漫才がうまい」と言われながらもなかなか決勝に行けなかったギャロップですが,ラストイヤーでついに決勝進出を果たします。ところが,決勝では「自虐ネタだ」と審査員に酷評され,8位という結果に……
あれは自虐ネタというより「会話を漫才に"昇華"したネタ」だと思います。ボケとツッコミが自由自在に入れ替われる最強の漫才スタイルです。会話を漫才にするわけですから,等身大の自分が漫才に反映されるのは当然です。つまり,林さんが「たまたまハゲていた」というだけの話で,それを「自虐ネタだ。発想が安易だ」という評価のほうがむしろ安易に思えます。
ただ,せっかくボケとツッコミが自由自在に入れ替われるスタイルなのに,決勝のネタの構成だと,毛利さんがボケでもツッコミでもなく「ただ合コンに誘っているだけの人」という役割になってしまい,本来のうまさが分かりづらくなってしまっていたのが残念でした。