ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアランキングの前に小倉優香さんにインタビュー!
ランキング結果をお届けする前に、女優・モデル・グラビアとマルチな活躍を見せる「小倉優香さん」にインタビュー。フランス映画や中国映画などジャンルを問わず、色々な映画を見るという小倉さん。
そんな小倉さんに2020年5月公開の映画『ぐらんぶる』で自らが演じた役柄についてお伺いしました!
「浜岡梓」は素の私に近い?
ーー映画『ぐらんぶる』で小倉さんの演じた役柄について教えてください。
引用元: Amazon
私が演じたのは女子大生の「浜岡梓」っていうキャラクターです。美人でスタイルも抜群という魅力的な女性なんですけど、サバサバとした性格で周りに嫌味な印象を与えないんです。
セクシーな外見で性格はさっぱりとした梓の魅力を、どうやって表現するかはすごく考えましたね。
ーー具体的にどういう役作りをされたのでしょうか?
原作の漫画を読んだときに私自身が感じた客観的な視点と、「梓ならどう感じるのか?」というキャラクター視点をそれぞれ監督に提案して、擦り合わせながら役柄を作り込みました。
ーーご自身と梓は似ているところがあると思いますか?
周りの人からは「ぐらちゃんにぴったりな役だね」って言われます(笑)。確かに今回の役作りでは素に近い感覚で演技できた部分もあったので、似ているのかも。
ただ、自分ではよくわかっていないので、映画を観た方にどこが似ていたか教えてもらいたいです!(笑)。
ーー熱心な役作りを見せる小倉さんの「好きな映画ランキングTOP3」をどうぞ!
ランキング結果
2位ロリータ(1997年)
引用元: Amazon
制作年 | 1997年 |
---|---|
上映時間 | 137分 |
監督 | エイドリアン・ライン |
メインキャスト | ジェレミー・アイアンズ、メラニー・グリフィス、フランク・ランジェラ、ドミニク・スウェイン ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
理想の恋愛を描いた映画
『ロリータ』は、エイドリアン・ライン監督によるアメリカの恋愛映画。大学教授のおじさんが、12歳の少女に恋心を抱くというストーリーです。恋愛映画なんですけどヒロインが未成年なので「大人の男性による少女への性的搾取を描いている!」と考察する人もいるみたい。
そういう考えがある一方で私は、男性の一途な愛の形を描いた作品だなって感じたんです。「とにかく自分のことを愛して欲しい」という考えの私にとって、まさに理想的な恋愛でした。
ちなみにこの監督の映画はほかにも見たんですけど、女の人の魅力を引き出す撮り方がすごく上手で驚きます。
3位象は静かに座っている
公式動画: Youtube
制作年 | 2018年 |
---|---|
上映時間 | 234分 |
監督 | フー・ボー |
メインキャスト | チャン・ユー(ユー・チェン)、ポン・ユーチャン(ウェイ・ブー)、ワン・ユーウェン(ファン・リン)、リー・ツォンシー(ワン・ジン)ほか |
主題歌・挿入歌 | ホァルン(オリジナル・サウンドトラック) |
公式サイト | http://www.bitters.co.jp/elephant/ |
中国に興味を持ったきっかけ
『象は静かに座っている』は、中国の荒んだ町に住む男女4人の1日を描いた映画です。日本という恵まれた国に生まれた私は、住む場所によって生きる難しさが違うことを強く感じました。
印象的だったのは、この映画に登場する人たちがみんなすごくイライラしていて、常に怒っていたこと。国民性なのか貧困による圧迫感からなのかは、わからないんですけど……。今まで知らなかった中国が垣間見えた気がして、とても面白かったです。
一見すると暗いストーリーで、絶望しかないような内容なんですけど……。1日中座り続けている奇妙な象を見ることに希望を見出し、長い道のりを歩き続ける主人公たちの姿からは、辛い環境から抜け出すための道筋が見えた気がします。
4時間という長尺ではありましたが、この作品をきっかけに中国に興味を持つようになりました。いつか機会があったら、中国へ行ってみたいですね。
4月30日(木) には、小倉優香さんの 「好きな映画監督ランキング」 を公開予定!お気に入りの映画監督を見つけると片っ端から作品を視聴するという小倉さん。実際に会った大好きな映画監督から、注目しているという映画監督まで、コメントをいただいています! 「みんなのランキング公式Twitter」 をフォローして公開のお知らせをお待ちください!
⇒小倉優香さんの全ランキングが一覧で見られるマイページはこちらをクリック!
好きすぎて軽々しく見られない!
私の大好きな映画監督「ギャスパー・ノエ」の『アレックス』がダントツで1位!「好きな映画は?」と聞かれたら真っ先に連想するくらい、大好きな作品です。
主人公のアレックスは、パーティからの帰り道に性的暴行を受けます。恋人のマルキュスは、暴行犯を探し出して復讐してやろうと怒り狂って……。R-18指定の残酷な描写も多い作品です。
この映画を見たのは私が高校生のときでした。特に衝撃を受けたのが、最初と最後に出てくる「時は全てを破壊する」という言葉。自分のなかで漠然と感じていた思いを代弁してくれたような気がして、未だにはっきりと記憶に残っています。
普通、好きな映画って何回も見直すものだと思います。でも私にとってこの映画は、軽々しく見られるものじゃないんです。高校生のときに感じた強い衝撃をそのままにしておきたいという思いがあるからかも……。