鈴原トウジは第3東京私立第壱中学校の2年A組で碇シンジのクラスメイトです。家族構成は父と祖父と妹がいて、母はすでに亡くなっています。トウジの祖父と父はネルフの関係者という設定です。常に関西弁で話していて、言動は下品であることが多いですが、正義感が強い熱血漢です。親友は相田ケンスケで、作中ではシンジとも親友となります。年齢は14歳でシン・エヴァンゲリオン劇場版では28歳です。

鈴原トウジの容姿とジャージを着ている理由

鈴原トウジは黒髪、黒目で肌は小麦色です。作中ではほとんどジャージ姿で生活しています。これは運動音痴であることがコンプレックスのため裏返しとしてジャージを好んで着ているようです。シン・エヴァンゲリオン劇場版で大人になったトウジは医者になっているため、白衣姿で生活していることがほとんどです。

碇シンジとの喧嘩と仲直りした理由

鈴原トウジには妹がおり、新劇場版ではサクラという名前で登場しています。この妹がエヴァと第3使徒サキエルとの戦いに巻き込まれて重症を負ってしまい、病院に入院することとなってしまいました。エヴァとの戦いのせいで妹が重症を負ったと考えたトウジは、エヴァパイロットに強い反感を抱きました。そして、転校してきた碇シンジが初号機パイロットと知った途端、シンジを呼び出して殴りつけたのです。
その後、第4使徒が襲来してきた時に、相田ケンスケの好奇心に唆されてシェルターから抜け出しました。そしてトウジは使徒との戦闘に巻き込まれて絶体絶命の状況に陥ってしまいます。そのときにエヴァパイロットとして出撃していた碇シンジに保護されて操縦席に入りました。操縦席に入ったトウジは、必死に戦っているシンジの姿を見て自分の考えを改めることとなりました。その後、シンジに殴ったことを謝罪。代わりに自分を一発殴れと伝え、お互い和解し友達となりました。

鈴原トウジが三号機のパイロットに選ばれたのはなぜ？

第3東京私立第壱中学校の2年A組の生徒は全員がエヴァのパイロット候補生です。パイロットがエヴァンゲリオンとシンクロし操縦するためには、母親の魂がエヴァンゲリオンに取り込まれている必要があるためです。
鈴原トウジはクラスメイトのなかでたまたま適正が高かったため、パイロットに選ばれたと考えられます。また、エヴァンゲリオン関連の情報は極秘事項です。鈴原トウジはすでにエヴァンゲリオンのコックピットに入ったこともあって、ある程度の秘密を知っています。また、妹は重傷を負っており、設備の整った大きな病院に転院させ治療を受けさせるという条件を出せば断られることがないため、次のパイロットになっても問題は少ないとネルフ側が考えていた可能性もあります。

三号機のダミープラグ暴走後のアニメ版と漫画版の違いは？

アニメ版ではダミープラグの暴走により戦いの末、後遺症で左足を失ってしまいました。このことでトラウマを抱えシンジはエヴァに乗れなくなってしまいます。また、トウジはその後シンジに会うことなく去っていきました。
漫画版では同様にダミープラグの暴走の戦いの後、死んでしまっています。
劇場版ではフォースチルドレンのパイロット候補から外れ、ケガをすることなく大人になり医者になっていました。

新劇場版Qで出たトウジのシャツはなんだったの？

新劇場版のQでは、シンジの着替えとして鈴原トウジの名前が入ったシャツが支給されます。これはただの資源不足のために偶然でてきたものかもしれません。
ほかには、シンジを追い込んで、再度エヴァンゲリオンに搭乗させるという碇ゲンドウと冬月コウゾウの策略だとも考えられます。新劇場版でシンジはニアサードインパクトを起こしました。ニアサードインパクトのせいで世界は滅ぶ寸前に陥り、鈴原トウジも死亡したと思わせることができれば、シンジのなかの罪悪感が増すことになります。結果的にシンジは精神的に追い詰められ、「世界をやり直す」ためにエヴァンゲリオンに搭乗することとなりました。