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Twitterでシェアまえがき
新型コロナの影響で2020春アニメのうち20作品以上が制作休止や放送休止となってしまいました。何よりもアニメ制作に関わっている皆さんの健康が第一なので、制作サイドのみなさまの状況が落ち着き無事に再開できることを心待ちにしています。
そんな厳しい状況の中でも放送し続けている作品の中からオススメアニメランキングをご紹介します♪
ランキング結果
1位波よ聞いてくれ(アニメ)
2位かくしごと(アニメ)
公式動画: Youtube
絵の見やすさとコメディーストーリーがベストマッチ!!ED曲最高♪
■昔はよくあった「マンガ家あるあるネタ」。令和になって逆に新しく感じるこの昭和っぽいテイストというかマンガ家のあるあるネタがとにかく面白い。「原稿の閉め切り間近にホテルに缶詰め」とか、実際にどうだかは知らないけど世間の人が思っている変わらぬマンガ家像がイイ!
■主人公の後藤可久士と一人娘の小学4年生の姫のそもそもの設定が面白すぎる!娘に嫌われたくないからマンガ家だとバレたくなくてサラリーマンを演じるとか、良きパパを演じながらもマンガ家先生としてちょっと荒ぶれたり下ネタあったり、家に原稿が届くのに全く疑う余地のない姫ちゃんとか、とにかく突っ込み所満載で飽きさせない。
■コメディ作品ってなかなか難しくて全般コメディだとうるさいし、オチまでなかなか来ないとそれはそれで飽きちゃうし。この作品は、娘に漫画家であることを隠しながら日常を娘と送るという、あえてギャグやコメディ的なセリフや行動を入れなくても、そのストーリーの柱自体がコメディになっているから見ていて面白い。
■娘に漫画家だとばれない様にしているのに担当編集者が家に原稿を送りつけたり、どこか抜けているサブキャラたちが見事に主人公の面白さをさらに増しているキャラクターバランスが最高!これもこの作品の見どころの1つ。
■Aパート、Bパートでサブタイトルがそれぞれつけられているけど、異なる話ではなく、どこかしら話が1本通っているところがとても見やすくていい。最近はサブタイトルがそれぞれのパートで付いているものはあまり見かけないので、世に多くのアニメ作品が溢れている今の時代だからいいのかも。
■OP&ED曲がとにかくセンスある!!
OP曲は、flumpool「ちいさな日々」。メジャーアーティストとのタイアップはよくあるけど、楽曲と歌声の透明感、歌詞の前向きさと日常感がアニメ本編にぴったり!OPから浄化される♪
ED曲には、名曲・大滝詠一「君は天然色」を採用!もうアラフォーおじさんアニメファンには堪らない名曲。1981年の大滝詠一さんの名曲をEDに選んだ人は本当に素晴らしいセンス!!昭和の名曲を令和のアニメで聞くことができるなんで感涙もの。
3位無限の住人-IMMORTAL-
公式動画: Youtube
超ハードな大人向け作品!絵のキレ味も物語のキレ味も凄い!!
■往年の名作コミックと言われ根強いコアファンがいる作品で、2008年に一度アニメ化され当時も話題になり、のちに2017年には木村拓哉さん主演で実写映画化された名作が再びアニメ化された作品。
■原作からアニメ化するにあたり多少デフォルメされたり世界観を和らげたりする傾向がある中で、実直に原作コミックの世界観そのままに再び作られたという背景がとっても熱い!原作を知らないアニメファンに寄り添うのではなく、原作ファンを映像化でさらに熱くさせたい!という作り手の熱意がとっても感じられる。
■江戸を舞台にした時代もの作品は多数ある中で、「武士の生きざま」「復讐を誓う女性の決意」という何とも暑苦しすぎる血なまぐささもありながら、一本筋の通ったハードストーリーがシンプルでわかりやすい。
■流派の生き残りをかけた戦いというベースのテーマは当時も実際にあったであろう設定背景で、どこかしら現代にも通じるところがある。昔の話とは思えない人間同士の駆け引きや騙し合いが時代は違えども見ている人の心にどこか刺さる。
■ 百人斬りで『不死身』の武士という設定が、リアル感ある舞台設定や物語の展開の中で、ちょっと息抜きさせてくれるようなファンタジー感。百人切りで無敵!っていうイメージなのに、万次が闘いで肢体を刀で斬られてしまう。緊張感あるストーリーの中で、意外と弱い?と思ってしまう展開が「おいおい!!」って突っ込みポイントとなって面白い点でもある。
■OPで注意書きが書かれているとおり、この作品は刀で斬り殺すエグいシーンが毎話かなり出てくるのでお子様向けでは全くなく、大人向けで、しかもそのようなエグイ描写が苦手な人は大人でも厳しいかもしれない。それでもぶれずに原作通りの描写をしているところは、ある意味凄い見どころなのかもしれない。
■柔らかさは全くない描写でキレ味が凄すぎる映像だけど、その絵から伝わる緊張感が見ている人を惹きつけるものがあって本当に作品の力が出ていると思う。腕や足が斬られて地面に転がっているシーンなんかは、ちょっと目を反らしたくなるくらいのレベル。それぐらいの迫力。
あとがき
アニメ作品は年齢や性別、趣味趣向によってそれぞれ皆さんの好みがあると思います。
上記ランキングは、あくまでアニメが大好きで大好きで愛して止まないアニメファンのおじさん1人の意見なので、『あの作品が入ってない!!』『ふざけるな!!』などのご意見もあるかと思いますが、そこは「サラッと受け流して」頂けたら幸いです。www
セリフテンポがジェットコースター!!w リアルラジオ局描写がイイ♪
■北海道のラジオ局を舞台に自身の感情を気の赴くままに言語化する主人公ミナレの圧倒的なキャラ立ち感!
■セリフの緩急がまるでジェットコースターのような激しさで見ている視聴者を一気に作品の世界へ引き込む点が最高。
■ミナレのセリフ量の多さが半端ないレベルなのにとにかく聞きやすく、ミナレ役の杉山里穂さんの演技のウマさが神レベル!
■チーフD麻藤さん(CV:藤真秀さん)の悪そうでいてどこか優しい低音ボイスに、AD瑞穂ちゃん(CV:石見舞菜香さん)のほんわか温かくぬくもりのある声が、ミナレと最高の相性。聞いているだけで耳が幸せになるレベル。
■ラジオアニメというと「声優ラジオ番組」のイメージが強い中で、リアル世界において『深夜にありそうな番組』っていうコンセプトがラジオリスナー&ラジオ番組制作に関わる人間としてはとしてはめちゃくちゃ熱い!「確かに!こーやって深夜番組ってできているんだよなー」っていう共感度。
■スタジオやサブ(副調整室)の機材がめちゃくちゃリアルに描かれていてロケハンどんだけやったのか!?って驚くレベル。DやADの座り位置までリアルに再現しているところが最高!
■ED曲のセンスの良さが最高!本編を見終わった後に、深夜ラジオっぽいスローテンポなメロディがあるあるっぽく、本当に深夜ラジオを聞いているような感じになる。歌詞がどこか切なくそれでいて前向いていく心根の強さを感じられ、ミナレの心情を映すとともに見ている人にも前向きな気持ちにさせてくれる。