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水素電池+人間さんの「70・80年代邦楽ヒット曲ランキング」

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更新日: 2020/10/13

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ランキング結果

子どもは歌詞を気にするが、愚痴っぽい訳じゃなかった。

1984年1月1日リリース、「北ウイング」。異例の元日発売は明菜の強気さを現していました。小学6年だった私は小学レコード店の開店を待って、購入…。ところが、売切れ。代わりに購入した「禁区」が名曲。ジャケ写の明菜ちゃんのかわいさも去る事ながら、地味な低音から始まる語りかけは手をグルグル回す反乱へのプレリュード。元日発覚と相まって、たまたま明菜ワールドに魅了されてしまうきっかけになりました。

映画のシーンのような晴れ舞台に立つアイドルの華。

元日発売の人生初の自分で買ったレコード、と思ったら、品切れ。だけれど、「北ウイング」の華やかなスター性といったら、パァーッと視界が明るくなって、不安混じりながら未来の新しい展望が開けていくという音楽性。一斉砲射のようなオーケストラの大音響に驚かされたものです。「映画のシーンのように全てを捨ててくairplane。北ウイング」。魅了されますね。

3サザン・ウインド / 中森明菜

サザン・ウインド / 中森明菜

引用元: Amazon

アーティスト中森明菜
作詞・作曲来生えつこ / 玉置浩二
リリース1984年4月11日『サザン・ウインド』
収録アルバム『POSSIBILITY』
『BEST』

センスの良さもさすがにトップアイドルでした

軽やかなワンピースで現れた一夜明けた映画スター明菜。可愛らしく軽やかに笑っていた。期待外れを許されないプレッシャーを軽やかに躱す余裕の振舞い。「よかった」と思ったものです。乱暴な男子の視線に負けない鮮やかな技を感じられるほど、カリスマは健在。「パナマ帽をクルクルと指で回して」。パナマ帽とスカートワークが細身なのに、非常に強い。センスの良さもさすがにトップアイドルでした。

トップアイドル交代劇のような「飛び越える」、ドキドキ。

「言います。さよならと。初めて飛び越える。」。1985年11月21日、明菜時代にさよならを告げ、飛び越えてゆく、そんなイメージがひらり。ナンノの強気さは明菜に負けないものだったよう。声域を絞り込んで、全身の硬度で歌うと、明菜の個性硬度を上回る。驚きが拍手に変わってゆく世の風潮。そういえば、メタルだらけになっていく世の中の転換期の冒頭だったような。電脳雑伎集団、「半沢直樹」でも健在でしたね。

「スケバン刑事」ED、戦うアイドルの強い大きな目が歌う。

AXIAのCMに出演していた斉藤由貴の出演ドラマ「スケバン刑事」。こんなに目が大きい人がいる、という驚き。レコード出ないかな?と期待していた彼女の2作目が、EDの「白い炎」。ロボット人間ではない人間の意志の強さを大きな強い目が示していました。歌は単調な一筋の悲しみと愛。こんなアイドルを裏切る人がいるんだという切ない現実を許さない強い意志が感じられた強い名曲でしたね。

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