ランキング結果
1位熱き心に / 小林旭
引用元: Amazon
2位赤いトラクター / 小林旭
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熱き昭和のアグリ魂
1970年代、中学生だった頃にヤンマーの農業トラクターのTVCMで流れていた曲。本人も登場されていて、「燃える男の赤いトラクター、それがお前だぜ」とド演歌で歌いきる映像には、当時ですら、ちょっと引くという感想が多かった。
しかし、歌詞全体を聴くと、都会で夢破れた過去のある男が心底情熱を注げる対象を農業に見出し、頑張っていくぜという覚悟が伝わってくる内容で、こちらも少しだが熱い気持ちになる。
雄大な自然と繊細な内面のミクスチャー
阿久悠作詞、大瀧詠一作曲というゴールデンコンビで、1985年当時すでに「過去の人」的に見られていた小林旭が清新なイメージで改めて存在を示した曲。「北国の旅の空、流れる雲はるか」といった雄大なスケールで自然が描写されると同時に、「春には花咲く日が、夏には星降る日が、夢を誘う愛を語る」と繊細な心うちも感じられ、その神秘的とさえ言えるミクスチャーを、やや翳りのある美しいメロディーに乗せて小林旭が歌い上げている。