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𝙎𝒂𝙎𝒂_𝑹𝑿さんの「安全地帯の曲ランキング」

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更新日: 2020/11/21

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ランキング結果

繊細さの構築美

玉置浩二は変幻自在なボーカリストだが、この曲では非常に息の成分の多い繊細なボーカルを聴かせてくれる。バックで流れる繊細なギター、「星屑の名を呼ぶ」から始まる歌詞、すべてがとても繊細だ。透明なガラス細工で構築されたような曲であり、その裏に卓越した技巧が凝らされていることはいうまでもない。

リビルドされた安全地帯の代表曲

夜・都会・女性。80年代初期の安全地帯の曲世界はこのようなものだったが、玉置浩二の北海道回帰志向により、90年を迎える頃には安全地帯の活動自体がなくなってしまう。2002年の安全地帯再始動時においても、以前ほどの都会色はみられなかった。そして2010年、ついに「夜・都会・女性」の安全地帯が帰ってきたのだ。作詞は松井五郎ではなく玉置浩二だが、おそらく松井五郎の詞世界ににちかいものを志向して制作されたと思われる。
この曲は、安全地帯が自身のパブリックな人気要素をリビルドして生まれた曲である。

玉置浩二・松井五郎コンビが生んだ奇跡の曲

玉置浩二の作る歌はその殆どが、曲が先に作られ、その後に詞がつけられる。
しかしこの曲だけは全く違う。玉置浩二がこの曲を作曲していたのと同時期に、それとは全く関係なく松井五郎が軽井沢で独自に詞を作っていたところ、ためしに合わせてみたら完成してしまった、という奇跡のような曲。この曲を聴いて「もともと別だった」と思う人は皆無であろう。

「ふりかえると何もない空なのに 僕だけがむずかしくて」。このフレーズは、はじめて聴いてから何年たっても胸に残る。

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