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伊藤 さとりさんの「面白い洋画ランキング」

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更新日: 2020/10/04
伊藤 さとり

映画パーソナリティ

伊藤 さとり

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まえがき

面白い洋画、お気に入りの洋画は数あれど、何度でも観たくなる洋画というのは気分によって変わります。今回取り上げるのは、純粋な子供の心を忘れずに世界を見ることが出来る映画たち。

それは時に、好奇心から想像力を生み出す力だったり、悲しい出来事をファンタジーとして投影したり、外見など関係なく心を見て友情を育む力だったり...。
名画は沢山あれど、映画史に残る傑作はやはり、視覚的にもストーリー的にも驚きを与えてくれるものなんです。
心に染み渡る大好きな洋画ファンタジーのベスト3をご紹介します。

ランキング結果

1ネバーエンディング・ストーリー

ネバーエンディング・ストーリー

引用元: Amazon

制作年1984年
上映時間107分
監督ウォルフガング・ペーターゼン
メインキャストバレット・オリバー(バスチアン)、ノア・ハザウェイ(アトレーユ)、タミー・ストロナッハ(幼心の君/女王)、アラン・オッペンハイマー(ファルコン/グモルク/ロックバイター)、トーマス・ヒル(カール・コンラート・コリアンダー)ほか
主題歌・挿入歌The Neverending Story / Limahl(リマール)
公式サイト-

ピュアな心を思い出す永遠のファンタジー

リマールが歌う同名主題歌が爆発的にヒットし、映画も世界的に大ヒットとなったファンタジーアドベンチャー。いじめっ子から身を隠すのに逃げ込んだ古本屋で、一冊の本に魅了された少年バスチアン。読むと取り返しの付かないことになると店主に言われながらも読み始めると、ファンタージェンという物語の世界は崩壊寸前で、勇者アトレーユが運命を握っていると知るのですが...。

CGではなく、アニマトロニクスで再現される巨大コウモリや、岩を食べるロック・バイター、大きな老亀、空飛ぶ竜のファルコンなど、温もりあふれるクリーチャーが繰り広げる夢のような世界は圧巻。

主人公と共に、世界を救う冒険をしながら、本を読むことで想像力が培われることに気付かされ、喜びや悲しみ、勇気と絶望、そして再生という、ありとあらゆる感情を体験。感性を伸ばすイマジネーション映画は、子供から大人まで楽しめる傑作ですよ。

2パンズ・ラビリンス

パンズ・ラビリンス

引用元: Amazon

制作年2006年
上映時間119分
監督ギレルモ・デル・トロ
メインキャストイバナ・バケーロ(オフェリア)、ダグ・ジョーンズ(パン)、セルジ・ロペス(ヴィダル)、アリアドナ・ヒル(カルメン)、マリベル・ベルドゥ(メルセデス)ほか
主題歌・挿入歌-
公式サイト-

少女の心の目から見た大人の残酷さと世界の狭間

『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督によるダークファンタジー。本作も多くの映画賞に輝き、アカデミー賞では、撮影賞、美術賞、メイクアップ賞を受賞しました。
スペインの内戦下で、独裁的な父親から逃れたいと願っていた少女オフェリアは、屋敷の近くに迷宮の入り口を見つけます。妖精の化身のような虫たちに導かれ、足を踏み入れた彼女は3つの試練に挑むことになるのですが...。

「不思議の国のアリス」「オズの魔法使い」など様々な物語から引用された摩訶不思議で恐ろしさと悲しみに満ちた美しきファンタジーアドベンチャー。劇中に登場するパンも羊の角が生えた悪魔のような風貌で、オフェリアを悪夢の世界へと誘うかのよう。大人たちが生み出した独裁的な権力社会で行き場を失った少女の心を物語で体感する社会的メッセージも詰まった作品です。

ちなみに同じくアカデミー賞監督アルフォンソ・キュアロンが製作に名を連ねていますよ。

3E.T.(映画)

E.T.(映画)

引用元: Amazon

制作年1982年
上映時間115分
監督スティーヴン・スピルバーグ
メインキャストパット・ウェルシュ(E.T.の声)、ヘンリー・トーマス(エリオット)、ドリュー・バリモア(ガーティ)、ロバート・マクノートン(マイケル)ほか
主題歌・挿入歌Flying Theme / ジョン・ウィリアムズ
公式サイト-
動画配信サービスU-NEXT:配信中
Amazon Prime Video:配信中
Netflix:配信中
Hulu:なし

好奇心を育む友情と平和を生む友好

スティーヴン・スピルバーグ監督の80年代を代表する傑作ファンタジーであり、本作で名曲を生み出したジョン・ウィリアムズがアカデミー賞作曲賞を受賞。
10歳のエリオット少年が偶然出会った地球外生命体を部屋に招き、「E.T.」と名付けます。兄妹と共に親に秘密でE.T.の面倒を見るのですが...。

ハロウィンの日に、子供達だけでE.T.を外に連れ出す名シーンは何度観ても胸がいっぱいに。子供達とE.T.の純度の高い友情を観ていると自然と涙が溢れます。

自分たちとは違う姿の生物に対して、相手の意思を聞かずに処置をしようとする大人たちこそ、純粋さを失い、心の声を聞くのを忘れて職務を果たそうとする大人の姿を投影しているのかもしれません。永遠の傑作、ここに。

あとがき

いかがでしたか?
『E.T.』は、地球と宇宙を繋ぐファンタジーとして幼少期から現在に至るまで何度も観ている傑作なのですが、幼い私の心にこびり付いて離れない『ネバーエンディング・ストーリー』は、童話から学べる想像力として小さなお子さんに伝え残したい映画の一つ。

そして残酷で美しいファンタジーとして頭から離れない映画『パンズ・ラビリンス』は、大人が子供の幸せを奪っていくという警告が秘められた名作です。
映画だからこそ味わえる視覚的な驚きと興奮のひととき。

ファンタジーの世界へ冒険に出てみてはいかがですか?

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