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児童書だけどすっきりしない終わり方がリアル
ドイツの児童書で、宮廷道化師を主人公としたお話しです。主人公が華々しく活躍することもなく王様になることもなく、全員が幸せになるというよりは落とし所を見つけて各々納得させている、といった感じの終わり方なのが妙にリアルで印象的です。
はらはらドキドキという言葉がぴったり
なんとなく先が読めるような展開が続くのですが、それでもはらはらドキドキできる楽しいお話しでした。皆が仲良く、ハッピーで終わるのもとても良かったです。きれいに終わったなぁ、というのが読後の最初の感想です。
全部読んでから前書きを読むと笑える
ドリアン·グレイの親友というポジションで登場する人物が実在の人物をモデルに書かれているのですが、その人が物語の始まる前の前書きを書いています。すごく良い人のような雰囲気が感じられるのですが、作中の最後の方で殺されてしまいます。殺されてるのにこんなに良いコメント書けるなんて、と笑ってしまいました。