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立場は違えど愛おしい友情の物語
スラム街在住の移民が下半身不随でパリの大富豪介護士に雇われる。そんな嘘のような実話をもとにした作品。介護士を演じたオマール・シーのチャーミングな笑顔にノックアウト。大富豪の哀憐漂う表情と笑い転げる笑顔も、楽しむ事でやり過ごすことしかできなかった貧しい移民のポールだからこそ引き出せた。愛おしい男の友情を堪能できる。
3位サンドラの週末
引用元: Amazon
『サンドラの週末』(サンドラのしゅうまつ、Deux jours, une nuit)は2014年のベルギー・フランス・イタリア合作の映画。監督である、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌの長編作品の第9作目。 本作で主演のマリオン・コティヤールがアカデミー主演女優賞にノミネートされた。
解雇目前のサンドラの長くて濃い週末はドキュメンタリーを観ているよう
うつ病を発症し勤めている工場を休んでいたが、なんとか復帰しようとしていた矢先に解雇通知が来てしまう。ボーナスカットとサンドラの解雇、二者択一の投票を同僚たちが行いサンドラの解雇が決まってしまったのだ。夫の助けを借りながらサンドラは同僚たちに再投票のお願いをして回る。猶予は3日という切羽詰まった状況で、サンドラがなんとか足を前に踏む出していく姿に心打たれる。変わってから動き出すのではなく、動き出して変わりだす。生きるヒントが詰まった映画だ。
最強の歌姫の誕生
主人公ポーラは聾唖者の両親と弟と暮らす高校生だ。家族で唯一耳が聞こえる健常者として父の営む牧場の仕事と母のチーズ販売を手伝っているがある日歌を歌う喜びと出会う。そしてその才能は認められパリの音楽学校への切符を掴みかけるがあるが、家族を置いていくことにためらいがないはずがない。そんな女の子の夢と家族への想いを確固たる価値観で描く素晴らしい作品だ。こんなに泣いたフランス映画は初めてだった。