1分でわかる「フランス映画」
おしゃれでユーモア溢れる作風が魅力の、フランス映画
おしゃれな世界観に、独特の雰囲気とテンポでストーリーが展開されていく「フランス映画」。いっけん、難解な作品が多いイメージのフランス映画ですが、時代を超えて愛される恋愛映画の名作から、コメディー要素満載の人気作、女優・パリジェンヌが身にまとうレトロかわいい衣装・ファッションが楽しめる作品までさまざまです。
フランス映画の名作
フランス映画の有名作品には、12歳の少女×凄腕の殺し屋の交流を描いたリュック・ベッソン監督作『レオン』(1994年)をはじめ、不器用な女の子の大人気ファンタジックラブストーリー『アメリ』(2001年)や、日本でも大ヒットした『最強のふたり』(2011年)、カンヌ国際映画祭の最高賞であるパルム・ドールを受賞した話題作『アデル、ブルーは熱い色』(2013年)などが挙げられます。
人類初の映画は「フランス映画」
映画というメディアが誕生したのは、19世紀後半のフランス。''映画の父''と称される映画の発明者・リュミエール兄弟が、1985年に制作した『ラ・シオタ駅への列車の到着』が世界ではじめて公開された映画作品といわれています。その後、実験的に''映画''という新しい形で作品を発表する監督が増え、さまざまな映画技術が編み出されることに。1908年からは「映画を芸術に高める」動きが活性化し、作り手の美学や哲学が濃厚に盛り込まれた作品が多く生まれ、フランス独自の発展を遂げてきました。
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二人の演技が絶妙
身体障害を持つ大富豪フェリップと貧困街に暮らす青年ドリスの友情の物語でるこの映画の素晴らしいのは、何よりも主役二人のやり取りが観ていてとても微笑ましいことです。警察とのカーチェイスシーン、フィリップの誕生日シーン、夜の街を散歩するシーン……二人きりのシーンが様々なバリエーションで展開され、徐々に心の距離を狭めていく彼らに私もまた惹かれました。さらに言えば、出演陣の演技が神がかるほどに自然で凄いと感じました。特にドリス役のオマール・シーとフィリップ役のフランソワ・クリュゼの演技は絶妙の一言に尽きます。オマール・シーは、ドリスの持つ二面性──いつもは他人を笑わせるためにユーモアのある冗談を言ったり、軽快なステップを踏んでいるけれど、自分の大切な人が悲しそうなときは一緒になって悲しむ──を上手く表現しています。フランソワ・クリュゼも身体を動かせないフィリップの感情の機微を表情と口調だけで完全に表現していました。この二人の素晴らしい演技によって、ただの「身分違いの友情」というような陳腐な主題から抜け出して、「人間と人間の交流」というかなり普遍的で哲学的な主題の映画になりました。それでも面白く、何度も見返せるのは、洗練された演出と映像によるものでしょうか。[続きを読む]
shutoさん
1位(100点)の評価
生きる世界が異なる二人の熱い友情
貧困に苦しみんながらもひょうきんでどこか愛らしい黒人青年と障害を抱え生きることに絶望した大富豪。全く共通点のない二人がお互いの環境や価値観を超えて友情を育んでいく姿がとても印象的でした。映画を見終わったあと明日への希望が湧いてくる作品です。
こぶたさん
1位(100点)の評価
役者陣の演技力の凄さ
この映画は、実話を基にしていて内容も非常に良い作品なのですが、一番魅力的なのは、役者陣の演技力の凄さです。圧巻の演技で、演技を演技だと全く感じさせず、この映画自体がドキュメンタリーでリアルなのではないかと思い込んでしまいそうになります。心がほっこりすることに加えて、演技の奥深さを学べる映画だと思います。
Ellinaさん
1位(100点)の評価