茶の間さんの「ドイツワインランキング」

まさに聖母の乳

「マドンナ」は、かつてドイツフランクフルトの南西に位置する川沿いの街「ヴォルムス」に存在した、「リープフラウエンキルヒ」という聖母教会の修道僧がつくったワインにルーツを持つ銘柄。リープフラウエンキルヒのワインは格別な美味しさから「リープフラウミルヒ（聖母の乳）」と呼ばれていたそうです。「マドンナ」はファルケンベルク社がリープフラウエンキルヒの葡萄畑を譲り受けた際に、リープフラウミルヒの元祖ワインとして誕生しました。「マドンナ」には、ミュラー・リースリング・シルヴァーナー・ケルナーなどの葡萄がバランスよく配合されていて、香りと味わいが豊かでありながらすっきりと飲みやすい味わいです。使われている葡萄はそれぞれフレッシュで酸味ある品種なので、果実の新鮮さや軽やかな甘さも感じられます。まさに聖母の乳と呼ばれるにふさわしい逸品です。