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1位ヤクザと家族 The Family

引用元: Amazon
初のやくざ役もさすがの貫禄。またも悲哀が似合いすぎる。
家族のいない男が、やくざという生き方を選び家族を作った。そして作った家族はすべてなくなった。ただ家族が欲しかっただけなのにそれは叶わなかった。ラストは衝撃。悲しい結末に涙が止まらない。複雑な家庭環境や恵まれない環境の中で育ち、自分の居場所を求めてやくざになる者もきっといる。本人が悪いわけではない。でもやくざになるとはそういう事だ。やくざの生きづらさや肩身の狭さが描かれていてこれは問題提起でもある。社会はそういう若者が生まれないよう、悲しい結末を迎えることがないよう考えなければいけない。役者綾野剛としては、バイクを乗り回す少年期からやくざになってからの移り変わりまで見事に演じ、さすがの貫禄を感じた。金髪バイク少年期も本当にやんちゃな少年のようで振り幅の広さに驚く。
1位そこのみにて光輝く
切なさ、儚さ、哀しさ、温もり…色香。綾野剛の魅力がすべて詰まっている作品。
貧困、底辺をテーマに「愛を捨てた男と愛を諦めた女」の悲しく切ない物語。仕事中の事故で部下を亡くし自堕落な生活を送る主人公達夫が、粗暴だが人懐こい拓児と知り合い、その姉千夏と出会う。古びたバラックで寝たきりの父を抱え底辺の暮らしを送る家族。家族の中には秘密があり、達夫と千夏は惹かれ合いながらも底辺から抜け出せない。それでも愛する人のために少しずつ変わろうとする2人。切なくも優しく力強く愛する人を守ろうと変わっていく主人公を綾野剛が、安っぽさとけだるさの中に気高さえ感じる強さを秘めるヒロインを池脇千鶴が、屈託のなさと狂気が混在する千夏の弟を菅田将暉が演じる。3人の演技に心奪われ、間違いなく綾野剛の代表作と言える。愛とは何か、幸せとは何か。掴みかけた幸せが一瞬に崩れそう簡単には掴めない、それが現実なんだと叩きつけられる。最後に差し込む一筋の光の中での2人の表情は諦めなのか、未来を見ているのか。
とにかくかっこいい!!
境界性パーソナリティー障害の母娘の物語。過去と現在が交錯しながら物語は進み、母からのひどい仕打ちと負の連鎖とテーマは重い。綾野剛演じる石山は娘の方の初めての男。よくわからない役どころでかなりやばい奴だが、とにかく美しい。かっこいい。髪型も眼帯もとにかくすべていい。やばい奴がよく似合う。中世的な魅力満載のビジュアル見るだけでも価値はある。テーマ的には重いが好きな作品。
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出番は少なくとも心動かす演技は永久保存版級!!
原発テロ事件解決に向けて奔走する人々を描いた作品。綾野剛は遠隔操縦によるハイジャックという手口を使う犯人役。出番は少ない。だけど胸に突き刺さる演技が頭から離れない。髪型、風貌、声のトーン。綾野剛の真骨頂だ。秘めた思いや哀愁はさすがの演技で心奪われ、鬼気迫る演技には思わず目をそむけたくなるほど。最後トラックに身を投げ出すシーンでは、何とも言えない表情に想いの厚みを感じ何とも言えない感情に駆られる。