そこのみにて光輝くの詳細情報
| 制作年 | 2014年 |
|---|---|
| 上映時間 | 120分 |
| 原作 | 佐藤泰志『そこのみにて光輝く』 |
| 監督 | 呉美保 |
| 脚本 | 高田亮 |
| メインキャスト | 綾野剛（佐藤達夫）、池脇千鶴（大城千夏）、菅田将暉（大城拓児）、高橋和也（中島）ほか |
| 制作 | 永田守 |
| 主題歌・挿入歌 | そこのみにて光輝く / 田中拓人 |
| 公式サイト | http://hikarikagayaku.jp/ |
| 参考価格 | 3,428円(税込) |
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感想・評価
全 12 件を表示
切なさ、儚さ、哀しさ、温もり…色香。綾野剛の魅力がすべて詰まっている作品。
貧困、底辺をテーマに「愛を捨てた男と愛を諦めた女」の悲しく切ない物語。仕事中の事故で部下を亡くし自堕落な生活を送る主人公達夫が、粗暴だが人懐こい拓児と知り合い、その姉千夏と出会う。古びたバラックで寝たきりの父を抱え底辺の暮らしを送る家族。家族の中には秘密があり、達夫と千夏は惹かれ合いながらも底辺から抜け出せない。それでも愛する人のために少しずつ変わろうとする2人。切なくも優しく力強く愛する人を守ろうと変わっていく主人公を綾野剛が、安っぽさとけだるさの中に気高さえ感じる強さを秘めるヒロインを池脇千鶴が、屈託のなさと狂気が混在する千夏の弟を菅田将暉が演じる。3人の演技に心奪われ、間違いなく綾野剛の代表作と言える。愛とは何か、幸せとは何か。掴みかけた幸せが一瞬に崩れそう簡単には掴めない、それが現実なんだと叩きつけられる。最後に差し込む一筋の光の中での2人の表情は諦めなのか、未来を見ているのか。
りりか555さんの評価
這いずるような底辺を生きる人々のドラマ。
綾野剛が演じた主人公は謎の部分が多く、余り素性が明らかにされないのですが、池脇千鶴との大胆な濡れ場を含め、引き込まれるシーンが多い作品でした。
また菅田将暉が助演ながら忘れ難い名演を披露しているのも見逃せません。みんな底辺を生きる人々の切実な日々を体現しているかのような秀作でした。
ケンタルカスさんの評価
リアルでドキドキした
生々しくリアルな映画だった。綾野さんはたばこを吸う姿がかっこいい。海でのシーンやベッドシーンはドキドキした。
池脇さん、菅田さん、綾野さんととても素晴らしい役者さんが演じられていて、リアルで辛いけど綺麗だった。
乙姫(つばき)さんの評価
綾野剛と池脇千鶴がはまり役
とにかく暗く救いがない映画ですが、俳優さん達の演技がすごくいいのでひきこまれます。綾野剛の持つ独特の暗さと色気が十二分に発揮されています。池脇千鶴演じる荒んだヒロインや菅田将暉のチンピラっぷり、それぞれの演技がすばらしいです。
ほし☆さんの評価
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叶いそうな幸せが目の前で崩れていく悲哀
池脇千鶴の弟役で出ています。
ヤンチャしていた過去があるけれど、明るく人懐っこい。
これからみんなで幸せになっていくんだ・・・
そう思ったとき、彼の優しさが幸せを崩さざるを得なくなる。
こういう悲哀を演じさせたら右に出るものはいないと思う。
綾野剛、池脇千鶴という素晴らしい役者に引けをとらない存在感でした。
あこさん(女性・30代)
2位(90点)の評価