ロジロジさんの「ゴディバアイスランキング」

この上流階級感、ひれ伏す他ない

とにかくチョコな棒アイス。ずっしりチョコ。とにかくチョコ。
こう言ってしまうと、甘い食べ物が苦手民が引き返してしまうかもしれないが、まだちょっと待ってほしい。チョコなんだが、甘すぎないチョコだから。深みのある、大人のチョコといったらピッタリかもしれない。
まず箱から。ゴディバの高級感がパッケージからデカデカと表現されている。チョコレート色の背景に、そっと添えられた本アイスの姿。カラフルな色ではないため主張は激しくないが、コーティングチョコのツヤが、とても映えている。「下民共、食べるの？食べないの？どちらでも構わないが、早く決めてもらえる？下民ども」とでも言ってくれているような上流階級感。
そしてアイス本体。中のチョコアイスを、重厚感ただよう上品なチョコが、本当に分厚くコーティングしている。本当だ。だって棒を持つ指が少し痛い。コーティングチョコをかじると、パキパキっという気持ちのいい音が響く。安っぽいアイスであれば、この段階でコーティングチョコと中のアイスクリームがねちゃっと融合してしまうか、コーティングチョコが粉々になってポロポロ床に落ちていってしまうだろう。だが、ゴディバブランドは、やはり格が違う。
内外がしっかりと芯を持っていて、崩れない。ゴディバの意志の強さを感じるほどにだ。アイスは圧倒的アイスバー派で、これまでに数多の棒アイスにかじりついてきたが、かじられてもここまで堂々としているアイスバーとは、はじめて出会った。
名ばかりではないな。ゴディバ様、流石です。