1分でわかる「アイスクリーム」
大正時代頃から各家庭に普及するようになった、アイスクリーム
ひんやりした口当たりと、クリーミーな甘さが大人気のスイーツといえば“アイスクリーム”。棒アイスやカップ、コーンタイプなど、今やさまざまな商品がスーパー・コンビニで販売されていますが、日本における歴史は古く、150年以上に遡ります。
幕末に渡米した遣米使節団のメンバーである町田房蔵によって、1869年(明治2年)に「あいすくりん」という名称で製造・販売開始。当時は1つあたりの値段が約8000円と高価で、なかなか浸透しませんでした。しかし、1920年(大正9年)からはアイスクリームの工業生産が開始し、それまではレストランなどで食べる贅沢品だったものが家庭でも食べられるおやつに。 その後、カップアイスの登場も手伝って、万人に親しまれるデザートとなりました。
成分や製法で変わるアイスクリームの呼び名
アイスコーナーで売っているアイスをすべてまとめて‘‘アイスクリーム’’という人もいますが、厳密には別のもの。日本では乳固形分や乳脂肪分の比率、製法などによって呼び分けがされています。
アイスクリーム
アイスクリームとは、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」(乳等省令)においてアイスクリーム類に分類されている商品のうち、重量百分率で乳固形分15.0%以上で乳脂肪分8.0%以上のものと定義されています。また、乳脂肪以外の食用油脂の添加は、材料であるチョコレートや卵黄などに含まれる分を除き認められていないのも特徴です。
アイスミルク
アイスミルクとは、乳等省令においてアイスクリーム類に分類されている商品のうち、重量百分率で乳固形分10.0%以上かつ乳脂肪分3.0%以上のものを指します。アイスクリームとは違い、乳脂肪以外の食用油脂の添加が認められています。
ラクトアイス
ラクトアイスとは、乳等省令においてアイスクリーム類に分類されている商品のうち、重量百分率で乳固形分3.0%以上のものを指します。乳脂肪分を含んでいる必要はなく、植物系油脂を混合して脂肪分を補っている製品が多いのが特徴です。
氷菓
氷菓とは、糖液に他材料を混ぜてを凍らせたもの、あるいは砕いた食用氷に糖液や他材料を混ぜて再凍結したもの。かき氷のほか、乳製品の比率が少ないシャーベットやアイスキャンディーなどが分類されています。
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