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どこにでもいる「普通」の人
主役の佐藤はどこにでもいそうな、平凡な青年。控えめで特殊な才能や個性があるわけでもない。そんな役どころは俳優からしてみればやりにくいだろう。自身も感情移入もしにくいし、客層に印象を残すようなオーバーな演技も似つかわしくない。普通の人を普通に、でもその人物の心のうちが分かるような演技が1番難しい。三浦春馬はそれが出来る俳優だと思う。
3位コンフィデンスマンJP ロマンス編
引用元: Amazon
制作年 | 2018年 |
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上映時間 | 116分 |
監督 | 田中亮 |
メインキャスト | 長澤まさみ(ダー子)、東出昌大(ボクちゃん)、小日向文世(リチャード)、小手伸也(五十嵐)、織田梨沙(モナコ)ほか |
主題歌・挿入歌 | Pretender / Official髭男dism |
公式サイト | https://confidenceman-movie.com/romance/ |
1人の人物を掘り下げるということ
ここに出てくるジェシーは人心掌握に長けている。その能力の高さは自他ともに認めるもの。そんな彼があの手この手でターゲットに迫っていく。他の作品では映画全体を通して見た時、どう自分が演じればその作品にとってベストなのかを考えた演じ、自分の個性を抑えている印象が強い。しかし、ジェシーは個性強めでセクシーさをまき散らしてる。そうする方がより映画として面白いと思ったのだろうか?だからこそ、あのラストでジェシーに騙された観客は思わず「ざまあみろ」と溜飲を下げてしまうのかもしれない。
五代友厚さんの熱く優しく強い思いをひしひしと感じられるから
三浦春馬さんは、役柄の様々な挫折や哀しみや寂しさを、その目や仕草で美しく表し、喜びや楽しさを目一杯身体全体を使って表した。五代さんがまるでそこに息づいているような演技。クライマックスの演説シーンは彼の集大成と言ってもいいだろう。いい意味でアクがなかったから目立たなかったかもしれないが、彼はいい役者だと思う。