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シリアスなシナリオとスタイリッシュなライダーたち
本作は平成ライダー屈指のシリアスな作品と言えるだろう。人間とオルフェノク、もとは同じであるそれらは根底にある不信感と恐怖からすれ違い、やがて決定的な対立を迎える。親しい関係が、ほんの勘違いから殺しあいに発展していく様は今見てもハードなものだが、そのなかで生まれ、育まれていく関係もあり、「誰かと生きる」ということの難しさと美しさを感じる作品だと考えている。
3位仮面ライダーエグゼイド(2016年)
引用元: Amazon
放送年 | 2016年~2017年 |
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放送局 | テレビ朝日 |
脚本 | 高橋悠也 |
メインキャスト | 飯島寛騎(宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド)、瀬戸利樹(鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ)、松本享恭(花家大我/仮面ライダースナイプ)、岩永徹也(壇黎斗/仮面ライダーゲンム)、松田るか(仮野明日那/仮面ライダーポッピー)ほか |
主題歌・挿入歌 | EXCITE / 三浦大知 |
公式サイト | https://www.tv-asahi.co.jp/ex-aid/ |
シナリオもキャラクターもおもしろい
放送前、衝撃的なデザインで賛否両論あった本作。見終わった今となっては、一目見たときの衝撃も含めてこの作品を愛せる!そんな気分である。
本作はゲームと医療というテーマを非常にうまく扱っている。復活可能なバグスターとできない人間、命を救うためドクターたちはたった一つの「残機」をかけて戦いに赴く。明るい雰囲気だがシナリオは非常にシリアスで、子どもだけでなく親子で楽しめる作品だろう。
また、それぞれの信念のもと戦いドクターたちに加え、一年間に渡り視聴者を楽しませた神「檀黎斗」など飽きの来ないキャラクターばかりである。
ぜひ本編を見てもらいたい。
魅力的なキャラクター
人間もロイミュードも、本作のキャラクターたちは優秀で、カッコよくて、強い者ばかりである。
本作は「グローバルフリーズ」を起こし人類に敵対するロイミュードとの戦いを描いた作品である。本作のおもしろいところはもともと敵だったロイミュードがやがて感情を持ち、戦闘力以外の進化を遂げる部分にあると思う。仮面ライダーとの関係の変化、倒すべき黒幕の存在など様々な要因で実現したラストの展開はまさに胸アツである。
まさに平成の集大成
一部本編との差異はあるものの、オリジナルキャストの起用、世界観の引き継ぎにより見事それぞれの物語を描いていると思う。特に中盤以降は各ライダーの物語とより密接になり、その後あのキャラクターたちはどうしているのか?という当時の視聴者が心待ちにする展開も楽しめる。
重みのあるシナリオ
クウガの魅力、それはシナリオにあると思う。
特撮に限らず物語を展開する上でありがちなご都合主義的展開を極力減らす努力もあり、非常にリアルで説得力ある展開を楽しめる。
また、登場人物一人ひとりが確立されたキャラクター性を持っているため、それぞれがどのような思いで戦いに望んでいるか考えながら観るのもおもしろい。