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天鳥そらさんの「ホラー小説ランキング」

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更新日: 2019/10/15

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まえがき

ホラー小説というと恐怖のイメージがありますが、なかには人の持つ悲しさや苦しみに共感してしまうこともあります。怖いけれど物悲しさを感じる。そんな本を集めてみました。

ランキング結果

1屍鬼(小説)

屍鬼(小説)

引用元: Amazon

『屍鬼』(しき)は、小野不由美作の小説。1998年に新潮社から単行本(上・下巻)が、2002年に新潮文庫から文庫本(全5巻)が発行された。第52回日本推理作家協会賞長編部門候補作。 上下巻合わせて1000ページを超えるボリュームを誇り、登場人物はメインとなる人物たちの周りや家族なども事細かに登場し、150人を超える。スティーヴン・キングの「呪われた町」へのオマージュであると後書きで触れている。

小さな村で起きた奇怪な出来事。死んだはずの人がいる。

ボリュームのあるこの長編小説は、登場人物が大勢出てきます。村の中で起きた奇妙な疫病。亡くなったはずの人が、なぜか存在すること。村に引っ越してきた奇妙な家族。謎を解き明かそうとする医者。退屈で平凡な村に起こった悲劇です。

2夜市(小説)

夜市(小説)

引用元: Amazon

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。野球部のエースとして成長した裕司だったが、常に罪悪感にさいなまれていた――。

弟を取り返そうとする兄

夜市には3度しか行けません。1度行くと次の夜市が開催されるとき、知らせがきます。その知らせを受け取った青年が、昔、野球の才能と引き換えに売った弟を取り戻しに行きます。兄は弟と取り戻せるのか、取り戻せたとして弟は以前のままなのか。ラストまで読むとこの謎は解決します。

3猫除け 古道具屋 皆塵堂

猫除け 古道具屋 皆塵堂

引用元: Amazon

憑きものばかりの皆塵堂に現れたのは、ツキに見放された不運の男だった。母親と美しい妻を村に残し馴れぬ呉服屋奉公を勤め上げるが、村では石礫で迎えられ、給金も家族も丸ごと失ってしまう。恨みを晴らす丑の刻参りの道具を求めた庄三郎に、店主の伊平次は!?とぼけた人情味と怪談噺で大注目、お江戸ミステリ。

叔父に騙され何もかも失った暗くて不運の男

長い奉公を勤め上げた庄三郎は、村に帰って悲惨な目にあいます。母は亡くなり自分が稼いだお金は取られてしまい、娶った妻はグルでした。何もかもなくし、恨みを抱いた庄三郎が丑の刻参りを決行しようとします。夜の神社というのは怖いですね。たとえ何も出てこなくても、行きたくありません。

4悪夢の棲む家ゴーストハント

悪夢の棲む家ゴーストハント

引用元: Amazon

「出ていって、悪いことが起こらないうちに」これが、念願のマイホームを手に入れて、はしゃいでいた母のつぶやきとは思えない―。このときから、翠の身辺で怪現象が始まる。なんのためにか、鏡を嵌め込み、塞いだ窓からは、いつも誰かがのぞいている。家の中には姿なき住人の気配。立ちこめる腐臭…。調査にのりだした渋谷サイキック・リサーチだが、そこで麻衣が姿見の向こうに見たコソリの正体とは。迫真の本格ホラー堂々登場。

悪霊シーズの面々が帰ってきました

悪霊シリーズの続編です。麻衣の一人称から、三人称に変わりました。以前と同じように、個性的なキャラクターたちが活躍します。家の中で起こる現象はとても現代の科学では解明できません。一体この家で何が起こったのか、謎が解けた後、全員で見たビジョンは物悲しいものがあります。怖いだけではない静かな余韻が残るでしょう。

5心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている

心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている

引用元: Amazon

死者の魂を見ることができる不思議な能力を持つ大学生・斉藤八雲。ある日、学内で起こった幽霊騒動を調査することになるが……次々と起こる怪事件の謎に八雲が迫るハイスピード・スピリチュアル・ミステリ。

死者の魂をみることができる赤い瞳

斉藤八雲は赤い瞳をもつ大学生。その瞳で死者の魂をみることができ、幽霊絡みの難事件を解決していきます。八雲のもつ得意な体質と過去、それから父親との因縁。事件だけではない楽しみもあります。

あとがき

小野不由美さんの作品が多くなってしまいましたが、怖いだけではない書籍を集めてみました。人のもつ悲しさや怒り、憎しみ、優しさ。そういったものも受け取れる小説です。

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