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後悔とは
「後悔」という言葉をとても考えさせられた作品でした。人生を振り返って後悔することはできるけど、その当時の自分だったら別の判断はできなかったはずで、人生を悔いなく生きるのは難しいなと思いました。
映画も必見です。
持つものと持たざる者といった壮大なテーマ
上海生まれのイギリス人が主人公の作品。
恵まれている存在であることにも気づかず、自己中心的な発言や考え方をする主人公がイギリスの帝国主義を象徴しているかのように感じられます。日本に侵略されて行き場を失っていく様子も描かれています。
タイトルの「わたしたち」はいったいどう言う意味が込められているのか、主人公が何を象徴しているのか壮大な推理小説になっていると思います。
カズオイシグロのバックグラウンドを考えると興味深いです。
フィクションから現実を考えさせられる
カズオイシグロの代表作の『わたしを離さないで』。
本当にこういう世界があったらとても怖いなと読んでいてビクビクさせられた作品。架空の世界であったとしても、現実誰かが犠牲になって自分が生きていられるのではないかといったことを考えさせられました。
とにかく暗い作品だったけど奥深い作品でした。