ランキングの前に…1分でわかる「神山健治」
アニメ界のチャレンジャー神山健治のアニメ作品
神山健治は、1966年3月20日生まれの埼玉県出身。
1985年に「スタジオ風雅」に入社し、当初は背景及び美術監督として活動していました。その後演出などを経て2002年に初監督作品『ミニパト』を発表。TVアニメでは『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』が初監督作品で、高い評価を受けています。2007年には人気作『精霊の守り人』、2009年に『東のエデン』TVシリーズと劇場版2作を発表。2011年には3Dの新たな手法を使用した映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』を発表し大ヒットを記録しました。2012年公開の映画『009 RE:CYBORG』ではセルアニメのような立体映像という新たな試みを実施しています。近年では『ウルトラマン』の3D映画を配信。常に映画界に新たな風を吹かせようとしているチャレンジャーです。
本ランキングの投票時の注意点
このランキングではあなたがおすすめしたい、神山健治が監督として手掛けているテレビアニメ作品やアニメ映画に投票してください。例えば『シティーハンター』や『電影少女-VIDEO GIRL AI-』などの人気作は背景としての参加になるため、今回のランキングからは対象外になります。それ以外のアニメ作品であれば対象になりますので、あなたおすすめの神山健治監督のアニメ作品、アニメ映画作品に投票してください!"




















記憶喪失の青年が挑む、現代日本の謎
記憶を失った青年・滝沢朗が、謎の携帯電話と巨額の電子マネーを手に日本を救う「セレソン」の一員として奮闘する『東のエデン』は、サスペンス群像劇です。ワシントンD.C.で全裸、拳銃、謎の携帯電話という異様な状況で発見された滝沢は、そこで出会った森美咲と共に、自身の記憶と日本が抱える謎に挑みます。
本作は、神山健治監督が長年培ってきた重厚なストーリーテリングを駆使し、現代日本が抱える閉塞感や社会問題に鋭く切り込んでいます。記憶喪失の主人公・滝沢朗は、自身に課せられた日本を救うという使命、そして謎のAIコンシェルジュ「ジュイス」が搭載された「ノブレス携帯」を駆使しながら、社会の「空気」に流されがちな日本人へ主体的な行動を促すものです。また、羽海野チカによる親しみやすいキャラクターデザインは、シリアスなテーマに親しみやすさを与え、物語の多面性を広げています。さらに、Production I.Gによる精緻な背景美術や、OASISのOPテーマが織りなす世界観も、多くの視聴者を引きつけました。
物語が複雑なため一度の視聴では全貌を掴みづらいという意見や、劇場版の結末に物足りなさを感じる声もあります。しかし、その「謎が謎を呼ぶ」展開と、社会派のテーマ性が多くの視聴者を惹きつけ、今なお現代社会に問いかける作品として語り継がれています。
▼こんな人におすすめ
・個人の主体性を問いかけるテーマに惹かれる人
・スタイリッシュな映像とサスペンスが融合したSFドラマを求める人
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