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皮膚の下に秘めたるもの
遺品整理を終えて解体作業が始まった一軒家から発見された人骨が、思わぬ家族の秘密を暴き出していくミステリー小説です。両親の知られざる一面を次々と知ってしまった兄と妹が、戸惑いながらもすべてを受け入れていく決意が感動的でした。
3位モンローが死んだ日(小説)
引用元: Amazon
『モンローが死んだ日』(モンローがしんだひ)は、小池真理子による長編小説である。『サンデー毎日』での連載を経て、2015年6月に毎日新聞出版より刊行された。夫を亡くし心身のバランスを崩した59歳の女性と精神科医の55歳の男性との大人の恋愛を描いた心理サスペンス。
孤独なふたりが刹那的に燃え上がる
夫を亡くして孤独感に苛まれていた中年女性と、秘密を抱えた心療内科の医師との出会いから物語は幕を開けていきます。お互いに足りないものを埋め合うかのような束の間のふたりの関係と、やがては突き付けられる残酷な現実が切ないです。
時を越えて明かされる真実
1972年日本中が浅間山荘事件に釘付けになっていた中、同じ軽井沢で人知れず起きた殺人事件の真相に迫っていくサスペンス文学です。自らが犯した罪を墓場まで持っていくことを誓ったかつての女子大生が、過去と向き合いすべてを語る瞬間が圧巻でした。