1分でわかる「小池真理子」
エッセイから小説まで多数執筆する「小池真理子」
1952年、東京都出身の小池真理子。文学を好む父親の影響で、幼いころから数多くの本を読んで育ち、大学卒業後は出版社に就職しました。翌年にはフリーの編集者・ライターになり、1978年に『知的悪女のすすめ』を発刊し、ベストセラーを記録。エッセイストとしてデビューを果たし、1985年には『第三水曜日の情事』で小説家としても活動を開始しました。近年では『モンローが死んだ日』(2015年)や『死の島』(2018年)など、人生の死や老いなどをテーマにした作品を多く発表しています。
「小池真理子」の受賞歴
多くの作品を執筆する小池真理子には数々の受賞歴があります。1989年に『妻の女友達』で第42回日本推理作家協会賞(短編部門)を、1995年には『恋』で第114回直木賞、2013年には『沈黙のひと』で第47回吉川英治文学賞などを受賞しています。
本ランキングにおける「小池真理子の書籍」の定義
このランキングにおける小池真理子の書籍の定義は、彼女が手がける小説作品です。エッセイや共著・アンソロジーなどの作品からも投票が可能です。
恋?愛?深すぎる愛情は身を滅ぼす
大学生時代に図書館にあり、夢中で読んだ本です。1人の女性が深すぎる愛情により、殺人を犯し、身を滅ぼしてしまいます。恋といっても普通の恋ではなく、もっと深い深い想いです。主人公の言葉に表せないくらいの重い感情を感じ、読み終わった後も放心状態になるくらいでした。
ごまむしさん
1位(100点)の評価
若かりし感覚がよみがえる
意味がないように思えることでも、人によっては大事であったり、心のよりどころであることもあります。他のひとにはどうでもいいことでも当事者にはどんなことよりつらいことということも。
自分にも思い当たる節があり、実際には体験しないであろうことでありながら、布美子に共感する部分がありました。
なおやさん
4位(85点)の評価
代表作
第114回(1995年下半期)直木三十五賞にノミネートされた作品で、小池真理子先生の代表作です。石原さとみ主演でテレビドラマ化もされました。単純な恋愛小説というわけではなく、これまでの作品のようなミステリーの要素が残っていて奥深さがあります。
おろこさん
1位(100点)の評価