みんなのランキング

中倉 隆道さんの「マイナーアニメランキング」

1 8
更新日: 2020/08/07
中倉 隆道

アニメ研究家・フリーアナウンサー

中倉 隆道

ランキング結果をSNSでシェアしよう

Twitterでシェア

まえがき

アラフォーアニメ研究家の中倉隆道がオススメする『マイナーアニメランキング』!

マイナーアニメって定義が本当に難しい!!きっとアニメファンはどの作品も知っているだろうし。

ってことで、今回のチョイスは個人的に超好きだけど熱く語れるアニ仲間が少ない(←単に友達が少ないだけなのかもしれないけど・・・w)おすすめアニメランキングをご紹介します。

ランキング結果

1劇場版 サイレントメビウス

劇場版 サイレントメビウス

引用元: Amazon

制作年1991年
上映時間54分
原作麻宮騎亜『サイレントメビウス』
キャラクターデザイン菊池通隆(麻宮騎亜)
総監督菊池通隆(麻宮騎亜)
プロデューサー山崎敬之、三浦亨
メインキャスト松井菜桜子(香津美・リキュール)、藤田淑子(ラリー・シャイアン)、高島雅羅(レビア・マーベリック)、鶴ひろみ(キディ・フェニル)、本多知恵子(闇雲那魅)など
主題歌・挿入歌-
制作会社AIC
公式サイト-

美少女SFなのに超カッコイイ!原作マンガからハマった作品♪

■アニメが大好きでかれこれ43年になろうとしている。今までアニメ作品の原作をほぼ見てこなかったに等しい中、数少ない原作マンガを全巻揃えてドハマリした作品の1つ!ちなみにサイレントメビウス以外では「横山光輝三国志」と「MASTERキートン」のみ原作本を揃えていた。マンガが本当に面白くて、当時まだ中学生だったオッサンは和物ファンタジーとロボメカが大好きで大好きで、毎日何回も読んでいたくらいのファン。

■“酸性雨が降りしきる近未来の東京”というわかりやすい設定が良い。科学技術が発達して体重管理も薬1つでできたり、体も一部メカ化できるという中で、異世界から来た妖魔・ルシファーホークと戦うという何とも違うベクトルのファンタジー要素が入っているところが本当に最高!しかも大好きな魔法の使い手・香津美が大活躍とかベタベタなファンタジー大好きだったから、ロボやメカが活躍する中で魔方陣などのシーンでテンション上がるポイントが多すぎる♪

■そもそも「魔法のスターマジカルエミ」が大好きだったから麻宮先生の繋がりでサイレントメビウスも自然と好きになったのかもしれない。それは置いておいても、主要キャラクターがとにかくカッコ良く美しい女性像でありながら、それぞれの個性がはっきり描かれていて、最近のアニメ作品では数少ないキリッとした描写が今見ても超カッコイイ!!主人公の香津美やラリーみたいなカッコイイキャラクターが光る中で、巫女の装束を着て神道の技を使う闇雲那魅が猛烈に好き。

2甲鉄城のカバネリ(アニメ)

甲鉄城のカバネリ(アニメ)

引用元: Amazon

話数全12話
制作会社WIT STUDIO
監督荒木哲郎
メインキャスト畠中祐(生駒)、千本木彩花(無名)、内田真礼(菖蒲)、増田俊樹(来栖)、梶裕貴(逞生)、沖佳苗(鰍)、伊瀬茉莉也(侑那)、逢坂良太(巣刈)、佐藤健輔(吉備土)、宮野真守(美馬)ほか
公式サイトhttps://kabaneri.com/tv/
放送時期2016年

質が高く圧倒的な作画でブイブイ言わせるアニメ!進撃の〇〇と比較されちゃうけど・・・

■「進撃の●●」と監督、音楽、制作会社が同じということで比較される作品だけど、カバネリはWITSTUDIOのオリジナルアニメ作品というところが何よりも好きなポイント!原作がない分、先の展開を誰も知らないという背景が見ている人のワクワク感を増長させるし、主人公・生駒やヒロインの無名が不死の怪物・カバネの恐怖に怯えながら戦い生き残るという究極のアウェーストーリーが進撃よりもドキドキ恐怖感があって、何とも見応え充分なポイント!!あっちの作品は壁の中に入れば・・・だし。逃げ場がないカバネリの背水の陣感がめっちゃ好き!

■仲間すらカバネになっているのでは?!という疑いをかけてしまう不安定要素満載なストーリー設定がドキドキ感をUPさせてくれて、あの一瞬のカットでカバネに噛まれた?!みたいな演出の1シーンを入れてくるあたりの戦略的な構成が見事すぎる!!心理的不安描写を表情や行動で細かいディテールを表現しているところが本当にすごい。大切な人がカバネに噛まれたら自分はその人をどうするのか。何か色んな意味で問いかけのあるメッセージ性がイイ!

■とにかく作画がめちゃくちゃ素晴らしい!!動きがかなり激しい戦闘シーンも見事に描かれ、これでもか!!っていう位描写力の高さを見せつけてくるような絵の立体感と繊細さは群を抜いている。キャラクターの表情1つとっても頬を紅潮させたり、死の淵に立たされた時の生気ない顔色だったり、とにかくバリエーションが凄すぎて見応え抜群!

3舟を編む(アニメ)

舟を編む(アニメ)

引用元: Amazon

話数全11話
制作会社ZEXCS
監督黒柳トシマサ
メインキャスト櫻井孝宏(馬締光也)、神谷浩史(西岡正志)、坂本真綾林香具矢)、金尾哲夫(荒木公平)、麦人(松本朋佑)、榊原良子(佐々木薫)、斎藤千和(三好麗美)、日笠陽子(岸辺みどり)ほか
公式サイトhttp://www.funewoamu.com/
放送時期2016年

一切の派手さはない!言葉の意味の面白さが散りばめられた大人アニメ

■辞書作りがテーマという何ともしっとりとしたテーマが主となっている作品。アニメを「静」と「動」の2つに分けるとしたらこの作品は完全なる「静」でこの静かさが合わない人は秒で離脱してしまう作品。ドラマで「校閲」がテーマになったり2016年のアニメ化時には「文字」が主になった作品がいくつかあったと思う。その中でも本当に静けさ満点な作品!

■辞書作りってこんな何年もかかるの?1つ1つの言葉の意味や年代によって言葉が進化していることにどのように対応していくのか、地味な作業ながら言葉の意味を探しに取材したり、その言葉をいかに短い文でどのように読む人に伝えていくのか、本当に計算されて作られた良作だと思う。まさに辞書作りの現場を目の前で見ているかのようなカット割りや構成がかなり良い。

■出版社内で日陰の部署「辞書編集部」。誰もがキラキラした派手な部署に憧れる中、地道にひた向きに言葉と辞書に向き合うその姿にグッと胸打つものがある。働くことの意味や自分が本当にしたいことが何なのかを問われているような静かなるメッセージ性が社会に揉まれた大人の心に刺さる。静かな物語の展開の中に込められた作品のメッセージが素敵。

あとがき

ランキングを見て頂きましてありがとうございました。
アニメ作品は年齢や性別、趣味趣向によってそれぞれ皆さんの好みがあると思います。

上記ランキングは、あくまでアニメが大好きで大好きで愛して止まないアニメファンのおじさん1人の意見なので、『あの作品が入ってない!!』『ふざけるな!!』などのご意見もあるかと思いますが、そこは「サラッと受け流して」頂けたら幸いです。www

このランキングに共感できましたか?

総合ランキングをみる

エンタメの新着記事

おすすめのランキング

あわせて読みたいランキング