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2位七夕の国
引用元: Amazon
作者 | 岩明均 |
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ジャンル | SF漫画 |
出版社 | 小学館 |
連載 | ビッグコミックスピリッツ(1996年第38号~1999年第6号) |
巻数 | 全4巻 |
頼之の選択
内容についてはネタバレに繋がりそうであまり書きませんが、「寄生獣」の岩明均先生の凄さを感じます。
ストーリーが先でその後にキャラクターを置くという作り方をするので、キャラクター重視の人には合わないかもしれません。
しかし練られた展開や突き付けられた問いかけ、といったストーリーに魅力を感じる人ならとてもオススメです。
そのストーリーの体現者とも言うべき裏主人公が頼之であり、彼の選択に考えさせられます。
悲しい愛 (収録作「安達が原」より)
手塚治虫先生の短編集です。
バラエティ豊かな短編集ですが、収録1番手の「安達が原」は大人向けの名作SFです。
黒塚の伝説をモチーフに作られており、ミステリ慣れしている人なら直ぐにトリックは分かるかもしれません。
(黒塚の伝説まんまではございません)
しかしそのトリックが分かった後の主人公ユーケイの行動に悲しい愛の姿を見た気がします。
勢いと熱量
アメリカ留学帰りの童顔交渉人が、幾つもの事件に体当たりで挑む_。
コマの抜けたような説明不足感はありますが、そのお陰かテンポが良いです。
何より真っ直ぐな主人公と物語を包む熱量で一気読みしてしまいます。
実際にあった物語をヒントにしているようで、特に最後のカルト篇はあり得るかも知れない、と読む方にも力が入りました。
全5巻とコンパクトなので1晩で読めますし、何なら続編も見てみたい!
と思わせるぐらい隠れた傑作です。