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che bunbunさんの「映画見放題サービスランキング」

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更新日: 2020/07/20
che bunbun

映画の伝道師

che bunbun

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まえがき

2015年にNetflixが日本上陸してから、我々の生活は
NO SUBSCRIPTION,
NO LIFE.
となった。

実はこのビジネスモデルは遥か昔に存在し、ブンブンは高校時代huluのヘビーユーザーとして学校の往復で映画を毎日観ていた記憶があります。

そして2020年代。職場で新入社員と話すと、皆Amazon Prime VideoやNetflixといったサービスを使用している。随分と映画文化は変わったなとしみじみ思います。

コロナ禍ということもあり、配信に注目が集まっている今、チェ・ブンブンが好きな映画配信プラットフォームを紹介していきます。

ランキング結果

1MUBI

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MUBIライブラリの実装で神サービスに!

よくあるオススメ映画100選に掲載される作品はほとんど観てしまったよという方、誰も知らない傑作を見つけたい映画探検家は有無を言わさず入った方が良いです。

毎日1本、異次元の聞いたこともないような作品が配信されます。

そして、先日MUBIは本気を出してMUBIライブラリたるサービスを開始しました。通常30日経過すると観られなくなってしまう映画ですが、アーカイブとしていつでも好きな時に観られる作品のコーナーができました。

この対象作品が観賞難易度Sクラスのものばかりとなっており、ジャック・リヴェットの12時間映画『アウト・ワン 我に触れるな』やアニエス・ヴァルダの『冬の旅』といった鬼ラインナップとなっています。

ただ、難点はサーバーが弱いためか、回線が混雑しやすく運が悪いと映像が止まってしまう問題があります。それでも、MUBIの鋭い選定には涙してしまうのであります。

MUBIライブラリのリスト日本語版を作りましたので参考にどうぞ↓
https://france-chebunbun.com/2020/05/22/mubilibrary/

2Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)

見放題作品数10,000
オリジナル作品
同時視聴数3
最高画質4K
無料期間30日
月額料金(税込)500円

旧作が充実している。

Amazon Prime Videoはユーザーインタフェースに癖が強く、最近まで忌避していたのですがクラシック作品の充実度が素晴らしいことに気づきすっかりお気に入りのサービスとなりました。


『死ぬまでに観たい映画1001本』の攻略に必要な『片目のジャック』や『三つ数えろ』といった作品が配信されていて、しかも検索すれば『ヒズ・ガール・フライデー』といった作品もレンタル配信されています。

また、新作もマイナーな邦画が充実しており、千原ジュニア主演の『ごっこ』といった作品が配信されており重宝しています。

3Netflix(ネットフリックス)

見放題作品数7,000
オリジナル作品
同時視聴数1/2/4
最高画質SD/フルHD/4K
無料期間なし
月額料金(税込)990円/1,490円/1,980円

良くも悪くも業界の異端児

黒船のように2015年に日本進出を果たし、『ROMA』や『アイリッシュマン』、『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』といった異色作を次々と発信する映画のサブスクリプションの王。

旧作に乏しい、オリジナル作品がテレビシリーズっぽい、カンヌ国際映画祭やアカデミー賞に果敢に喧嘩を売っていくスタイルにしょっぱいものを感じるものの、それでも映画の多様性に勇猛果敢挑んでいく姿と、そこから生み出される良作にはお世話になっています。

あとがき

実はシネフィルの間で大人気なU-NEXTを契約していないのでランキングには入れなかったのですが、アンジェイ・ズラウスキーやピーター・グリーナウェイなどといった個性的な監督作品が充実していると聞いて今後入りたいなと考えています。

皆さんも、VODやサブスクリプションを駆使しておうち映画を楽しみましょう。

(もうそろそろ映画館へ行きたいなー)

無料&購入制の動画配信サービスをご紹介

【無料視聴可能サービス】

YouTube

世界の映画機関が頑張っている。
実は、世界の映画機関がアーカイブとしてyoutubeを使用しています。VODやサブスクリプションサービスの弱みとなりがちな「回線混雑で映画が止まってしまう」リスクがAmazon Prime VideoやNetflix以上に低く、実質最強のプラットフォームと言えます。
ロシア・モスフィルムのyoutubeチャンネルではラリーサ・シェピチコのレア作『処刑の丘』が英語字幕付きで配信されています。
・ロシア・モスフィルムyoutubeチャンネル→YouTube
・韓国映画アーカイブ→YouTube
・アゼルバイジャン映画アーカイブ→YouTube
・(おまけ)ひつじのショーン公式→YouTube

Vimeo

仮設の映画館 が使っているプラットフォーム

映画館と配給会社がWin-Winの関係になるように、利益分配しながら映画配信を行なっている仮設の映画館やアップリンクが『ホドロフスキーのサイコマジック』を先行配信上映する際に使われたプラットフォーム。
海外のインディーズ監督、製作会社の中ではポピュラーな存在となっており、ジョディー・マックやジョン・ジョストといった知る人ぞ知るアーティストが使用している。
最近、トルコ映画の巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイランの作品を手がけるNbc Filmが彼の激レア作品『カサバ - 町』、『5月の雲』、『冬の街』、『うつろいの季節』をレンタル配信していることに気づき大興奮しています。
・ヌリ・ビルゲ・ジェイラン作品→Vimeo
・ジョディー・マック→Vimeo
・ジョン・ジョスト激レア作『Last Chants for a Slow Dance』→Vimeo

HENRI

謎の映画多し!(ラウル・ルイス推しが強い)
フランスのシネマテーク・フランセーズが運営する1日1本珍しい映画を無料配信しているサイト。監督名は知っているけど、初めて聞いたようなタイトルが次から次へと押し寄せてくるマニアックなサイト。
やたらとラウル・ルイス映画を推してくるところがツボ。
最近、ルネ・クレールの元祖マネキンチャレンジ映画『眠るパリ』とラウル・ルイスの『Le Toit de la baleine』を観ました。面白かったです。

HENRI

・『眠るパリ』→HENRI
・『Le Toit de la baleine』→HENRI

Festival Scope

オンライン映画祭の理想像
コロナ禍でオンライン映画祭に価値が見出されはじめていますが、Festival Scopeは5年以上前から「わざわざ遠くから映画祭に足を運び、配給取引する必要があるのか?」という疑問のもと、オンライン上で映画製作者と映画配給会社を繋げるサービスを始めていました。
業界人向けのサービス故、登録するには自分の身元を英語で紹介する必要がありハードルが高いのですが、ヴェネツィア国際映画祭の時には一般人でも新作映画を観られたりします。隠れた傑作『The Fits』はここで発掘しました。
ポストコロナの映画祭のあり方を考える一つの例として私は注目しています。

FestivalScope

【購入制サービス】

iTunes

攻めの映画ライフに有効!
MUBIは「映画がやってくる」サービスに対し、
iTunesは「観客がやってくる」サービスだ。
もし、明確に観たい異次元の映画があるのであれば、米国iTunesを使うと見つかるかも知れません。特に『死ぬまでに観たい映画1001本』に掲載されている太鼓昔の映画はかなり揃っています。
しかも、円盤を買うには高くて躊躇してしまうクライテリオン作品も、大抵ここで観ることができます。
攻めの映画ライフに欠かせないサービスです。

Beauties

9時間のドキュメンタリー『SHOAH-ショア-』が観られるぞ!
映画配給会社マーメイドフィルムさん運営のVOD。
作品数は少ないがクロード・ランズマンのレアなドキュメンタリー
『SHOAH-ショア-』
『ソビブル、1943年10月14日午後4時』
『不正義の果て』
が観られます。
特にホロコーストを関係者の証言だけで調査した9時間にも及ぶドキュメンタリー『SHOAH-ショア-』は、未だに映画化されていないホロコーストの酷い話を伺うことができる目から鱗の傑作です。
他にはイエジー・スコリモフスキやアンジェイ・ワイダの作品などが配信されています。

Beauties

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