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山本 崇明さんの「缶コーヒーランキング」

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更新日: 2020/08/26
山本 崇明

コーヒーロースター

山本 崇明

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まえがき

マイナーなメーカーのものも含めると、世の中に星の数ほどある缶コーヒー。

今回はメーカーのこだわりが垣間見える「無糖ブラック」に狙いを絞ってランキングを作成しました。

味をきちんと比較するためにコンビニ・スーパー・自販機をさまよい歩いて買い集めた無糖ブラックの缶コーヒーは19銘柄。

冷やした状態から常温に戻るまでの過程を複数回テイスティングして審査しました。

今回はその中でも、突出して美味しかった4銘柄をご紹介します!

ランキング結果

1UCC BLACK 無糖

UCC BLACK 無糖

引用元: Amazon

内容量185g
カロリー0kcal(100gあたり)

弱点のないコーヒー

香料無添加にこだわりのあるUCC。
コーヒーの味と香りがしっかりと立っており、香料添加のコーヒーにありがちな薬臭さがないのは好感が持てます。

酸味と渋みが少し感じられるので深煎りではなさそうですが、コクもそこそこあってバランスは良好です。

柔らかい口当たりで、自然な甘みもあり後味もマイルド。
飲んでいて疲れないのがいいですね。

目立った特徴があるというわけではないのですが、ネガティブ要素が少なく、総合評価が高いコーヒーという印象です。

ゴクゴクいける!クセのないボトル缶コーヒー

いい意味で「普通」のコーヒー。

ボトル缶コーヒーはショート缶に比べて容量が多くなるため、コスト面から香料などの添加物を使って味や香りを補うことが多いのですが、このコーヒーは香料無添加。

そのためか味や香りに変なクセがなく、常温でも味のバランスが崩れません。再度ふたをしても長時間おいしさを維持できます。

飲み口はスッキリしていてクリア。
味わいはやや線が細い感じがありますが、少しだけ酸味があって喉越しもスムースです。

後味のキレも非常に良く、ボトル缶ということもあって暑い日にゴクゴクいけちゃいます!

喫茶店のアイスコーヒーのような味わい

口当たりがシャープでクリア。
ボディがあってしっかり苦い!メリハリの効いたコーヒーですね。

ひと言でいうと「喫茶店のアイスコーヒー」みたいな味わいです。

香料を使っているためか香りが不自然に強すぎることや、後味に重い苦味が残ることなど、マイナスポイントもいくつかありますが、その辺もひっくるめて懐かしい雰囲気のある味です。

苦味のあるストロングなアイスコーヒーが好きな方におすすめ!
スッキリ目を覚ましたいときにもいいと思います。

穏やかな個性を感じる繊細なバランス

ワールドバリスタチャンピオンシップ第14代チャンピオンのピート・リカータ氏が監修するボトル缶コーヒーです。

香料無添加ですが、風味豊かで華やかな香りが立っています。
アイスコーヒーらしさを損なわないギリギリまで味わいを軽くしたような、繊細なバランスを感じるコーヒーですね。

すっきりとした苦味で、酸味もわずかに感じる立体感ある味わい。
風味に奇をてらった感じはありませんが、バリスタチャンピオンらしい穏やかな個性を感じる上品なコーヒーですね。

あとがき

「無糖ブラック」はシンプルで違いを出しにくいがゆえに、飲料メーカーの工夫やこだわりが際立っている印象を受けます。

コーヒーをよく飲む方なら、いくつか飲み比べをしてみて本当に自分に合う銘柄を探してみるのも面白いと思います。

私が挙げた4銘柄の缶コーヒーも、自販機やお店でみかけたらぜひ一度飲んでみてください!

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