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2位人間失格(小説)
引用元: Amazon
『人間失格』(にんげんしっかく)は、小説家・太宰治による中編小説。『ヴィヨンの妻』『走れメロス』『斜陽』に並ぶ太宰の代表作の1つである。 他人の前では面白おかしくおどけてみせるばかりで、本当の自分を誰にもさらけ出すことのできない男の人生(幼少期から青年期まで)をその男の視点で描く。この主人公の名前は、太宰の初期の小説『道化の華』に一度だけ登場している。
今だからこそ読むべき1冊
あまりにも映像化され過ぎて、きっと読んだことのない方のほうが多いのではないでしょうか。
下敷きは恐らく太宰自身なのでしょうが、どこかここかにナルシシズムを感じる1冊です。きっとこの作品から感じるよりも太宰はナルシストな気がします。1度読んでみることをオススメします。
3位斜陽
引用元: Amazon
『斜陽』(しゃよう)は、太宰治の中編小説。 没落していく人々を描いた太宰治の代表作で、没落していく上流階級の人々を指す「斜陽族」という意味の言葉を生みだした。斜陽という言葉にも、国語辞典に「没落」という意味が加えられるほどの影響力があった。太宰治の生家である記念館は、本書の名をとって「斜陽館」と名付けられた。
自分の愛人について書いた1作
太宰治の愛人を下敷きに描かれ、斜陽族という言葉まで生み出した1作です。ある作家と恋に落ちる姉、自身の出自から抜けられない母、そんな2人をバカにするようにして生きる弟などなんだか人間くさいキャラクターが出てきます。基本が真実を下敷きにしているので、なかなかリアルな話です。
こんな妻は今どき居ないからこそ
貞淑な妻と奔放過ぎる夫。なんともアンバランスな形で成り立った夫婦ですが、ひょんなことから夫の借金を返す為に妻は働きに出ることになるのです。こんな話はきっとたくさんありますが、なんだかこんなに素敵な感覚に浸れる女性像はきっともう小説の中だけでしょう。自分がなれないからこそ憧れを持って読んでしまいます。オススメです。