人間失格(小説)の詳細情報
参考価格 | 308円(税込) |
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『人間失格』(にんげんしっかく)は、小説家・太宰治による中編小説。『ヴィヨンの妻』『走れメロス』『斜陽』に並ぶ太宰の代表作の1つである。 他人の前では面白おかしくおどけてみせるばかりで、本当の自分を誰にもさらけ出すことのできない男の人生(幼少期から青年期まで)をその男の視点で描く。この主人公の名前は、太宰の初期の小説『道化の華』に一度だけ登場している。 (引用元: Wikipedia)
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感想・レビュー
全 10 件を表示
本当の私は私以外だれも知らない
太宰作品と言えば、「私のことが書かれているかと思った」と人々に思わせるほど、人間の内面が深く描かれていることで人気を博しています。
その中でもあまりにも有名なタイトルとして、『人間失格』が挙げられます。
この作品は、太宰自身が入水自殺を当時の恋人と図る一か月ほど前に書かれています。波乱万丈な太宰の人生と重ねて読んでも、考えさせられる作品です。
興味深いシーンや名言がいくつも出てきますが、私は特に少年時代の主人公が道化を演じ、みんなから人気を得ている時、唯一少し知的な発達に遅れがみられる同級生に「ワザ、ワザ」と指摘される場面が印象に残っています。ここから、主人公の自意識が明らかに変化していると感じるのです。
読んでいるうちに、「主人公は私自身は……?」という不思議な気分を味わえるはずです。
結構読みやすい
人間失格って聞くと難しそうとか怖いみたいなマイナスなイメージが多いし、暗い話ではあるけど以外と読みやすい。
葉蔵くんは確かに人間として終わってるけど、以外と1番人間らしいのかなとも思った。
この作品を読んでるとこの物語に引き込まれていって面白かった。道化になるしかなくて必死に道化をし続けた葉蔵くんの気持ち、ワザ、ワザって言われた時の焦りなどが手に取るようにわかる。
最初(はしがきを除く)はあの有名な「恥の多い生涯を送ってきました」で始まって終わりが「神様みたいないい子でしたよ」で終わる対比って言うのかな?が素晴らしかった。
人間失格読んだ人にはぜひ道化の華も読んで見てほしい
いちごさんの評価
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言わずと知れた名作
名作だ名作だと言われ、食わず嫌いしている人もいるかも。でも、人間失格って決して古くさいストーリーじゃない。現代を生きる我々にも主人公の葛藤は手に取るようにわかる部分がある。主人公の苦悩は太宰治本人の叫びなのかなぁと思ったり。自分を、人間という不可思議な存在を考える上でこの一冊は役立ちます。哲学書のような一冊。
ぴっとさん(女性・30代)
2位(95点)の評価