みんなのランキング

人間失格(小説)に関するランキングと感想・レビュー

人間失格(小説)

引用元: Amazon

最高評価

88.3

(40人の評価)

太宰治の書籍ランキング」で最も高い評価を得ています。

人間失格(小説)の詳細情報

参考価格308円(税込)

『人間失格』(にんげんしっかく)は、小説家・太宰治による中編小説。『ヴィヨンの妻』『走れメロス』『斜陽』に並ぶ太宰の代表作の1つである。 他人の前では面白おかしくおどけてみせるばかりで、本当の自分を誰にもさらけ出すことのできない男の人生(幼少期から青年期まで)をその男の視点で描く。この主人公の名前は、太宰の初期の小説『道化の華』に一度だけ登場している。 (引用元: Wikipedia)

人間失格(小説)がランクインしているランキング

感想・レビュー

全 10 件を表示

太宰治の書籍ランキングでの感想・レビュー

本当の私は私以外だれも知らない

太宰作品と言えば、「私のことが書かれているかと思った」と人々に思わせるほど、人間の内面が深く描かれていることで人気を博しています。
その中でもあまりにも有名なタイトルとして、『人間失格』が挙げられます。
この作品は、太宰自身が入水自殺を当時の恋人と図る一か月ほど前に書かれています。波乱万丈な太宰の人生と重ねて読んでも、考えさせられる作品です。
興味深いシーンや名言がいくつも出てきますが、私は特に少年時代の主人公が道化を演じ、みんなから人気を得ている時、唯一少し知的な発達に遅れがみられる同級生に「ワザ、ワザ」と指摘される場面が印象に残っています。ここから、主人公の自意識が明らかに変化していると感じるのです。
読んでいるうちに、「主人公は私自身は……?」という不思議な気分を味わえるはずです。

金田はやし

金田はやしさん(30代)

1位(100点)の評価

太宰治の書籍ランキングでの感想・レビュー

言わずと知れた名作

名作だ名作だと言われ、食わず嫌いしている人もいるかも。でも、人間失格って決して古くさいストーリーじゃない。現代を生きる我々にも主人公の葛藤は手に取るようにわかる部分がある。主人公の苦悩は太宰治本人の叫びなのかなぁと思ったり。自分を、人間という不可思議な存在を考える上でこの一冊は役立ちます。哲学書のような一冊。

ぴっと

ぴっとさん(女性・30代)

2位(95点)の評価

感動小説ランキングでの感想・レビュー

若者の代弁

この作品を読んだのは20年以上前の学生時代であるが、読んでいるときの衝撃は未だに鮮明に残っている。強い自意識と羞恥心を持つ者の心情を一人の人間を描くことで吐露したものであるが、これは自分のことなのではないかと思ったほど、私も主人公の気質と似た部分があった。今から考えれば、若者の一定割合はある時期にそういった悩みを抱えているであろうと理解できる。なので1948年に世に出てから今に至るまで、一定の指示を受けているのであろう。

レポス

レポスさん(男性)

1位(100点)の評価

太宰治の書籍ランキングでの感想・レビュー

今だからこそ読むべき1冊

あまりにも映像化され過ぎて、きっと読んだことのない方のほうが多いのではないでしょうか。
下敷きは恐らく太宰自身なのでしょうが、どこかここかにナルシシズムを感じる1冊です。きっとこの作品から感じるよりも太宰はナルシストな気がします。1度読んでみることをオススメします。

かなこ

かなこさん(女性・30代)

2位(90点)の評価

太宰治の書籍ランキングでの感想・レビュー

人生について。

主人公はきっと太宰さん自身。 幼少からずっと苦悩の中でもがきながら生きてきた主人公の葛藤。大人になるにつれ益々それが色濃く人生は辛いものだと感じ、その反面、強く生きていこうと感じる作品でした。歳をとるにつれて、感じるものが違ってくる作品です。

ny4649

ny4649さん(男性・30代)

1位(100点)の評価

太宰治の書籍ランキングでの感想・レビュー

結構読みやすい

人間失格って聞くと難しそうとか怖いみたいなマイナスなイメージが多いし、暗い話ではあるけど以外と読みやすい。
葉蔵くんは確かに人間として終わってるけど、以外と1番人間らしいのかなとも思った。
この作品を読んでるとこの物語に引き込まれていって面白かった。道化になるしかなくて必死に道化をし続けた葉蔵くんの気持ち、ワザ、ワザって言われた時の焦りなどが手に取るようにわかる。
最初(はしがきを除く)はあの有名な「恥の多い生涯を送ってきました」で始まって終わりが「神様みたいないい子でしたよ」で終わる対比って言うのかな?が素晴らしかった。



人間失格読んだ人にはぜひ道化の華も読んで見てほしい

いちごさんの評価

太宰治の書籍ランキングでの感想・レビュー

堕落してゆく男

堕落を描く太宰の代名詞のような作品でもある遺作。
今の時代から改めて振り返って見ると、昭和の作家というのは色恋と堕落と自殺願望が多い。
今ではそれらをあえて否定し多様さを受容する言説も多く、時代の移り変わりを感じます。

はいとーん

はいとーんさん(男性・40代)

3位(70点)の評価

太宰治の書籍ランキングでの感想・レビュー

いろんな視点

この作品はいろんな角度から物語を進めており、読者は人物のその様子が第三者の視点から描かれており、こう思ってたのかと納得もできる。

よしなふ

よしなふさん(男性・30代)

3位(90点)の評価

太宰治の書籍ランキングでの感想・レビュー

自分も失格なのではないかとおびえた本です。

読んだ後、暗い気持ちになった本です。それは、主人公に共感する部分が多かったから。私にとっては、自分で言葉にできない感情を、彼が言葉にしてくれていた本でした。

usa

usaさん(女性・40代)

2位(95点)の評価

太宰治の書籍ランキングでの感想・レビュー

現代人も共感できる

🅿︎さんの評価

関連しているアイテム

似ているアイテム

関連しているタグ

みんランで人気のランキング

「本・書籍」タグで人気のランキング

殺戮にいたる病

エンタメ>

どんでん返しがすごい小説ランキング

おすすめのどんでん返しがすごい小説は?

阪急電車

エンタメ>

小説ランキング

おすすめの小説は?

容疑者Xの献身(小説)

エンタメ>

東野圭吾の書籍ランキング

おすすめの東野圭吾の書籍は?

下町ロケット(小説)

エンタメ>

直木賞受賞作ランキング

おすすめの直木賞受賞作は?