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2位ヘレディタリー/継承
引用元: Amazon
制作年 | 2018年 |
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上映時間 | 127分 |
監督 | アリ・アスター |
メインキャスト | トニ・コレット(アニー・グラハム)、ガブリエル・バーン(スティーブ・グラハム)、アレックス・ウォルフ(ピーター・グラハム)、ミリー・シャピロ(チャーリー・グラハム)、アン・ダウド(ジョーン)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | http://hereditary-movie.jp/index.html |
アリ・アスターという真の天才の誕生を目撃せよ。
今世紀最恐のホラー!に偽りなし。本気で世界を呪おうとしている人の映画ですこれ(笑)ちょっと怖さの質というかベクトルが違います。
今後「悪魔のいけにえ」「エクソシスト」や「ローズマリーの赤ちゃん」なんかと並んでホラー映画史において語り継がれていくでしょう。
とはいえただ単にホラーというよりは監督の“実人生の痛み”をまさに刻印した“家族という名の地獄映画”、“ホームドラマ”と言える。
観たからにはタダでは帰れません(笑)私も観賞後メンタルがボロボロになって疲れ果て、しばらく放心状態でした。
まず初っぱなファーストショットから“タダ事ではない何か”を予感させ、その後もカメラワークや音一つ一つとっても“何か”がおかしく、気味の悪さがひたすら続く。どこか実験映画のような雰囲気、アート映画のような格調高さすらも感じさせます。
とにかく一瞬も瞬きが出来ないほど画面の隅々まで計算され尽くしていて、画面いっぱい“意味”で埋め尽くされています。観賞後はその伏線をまた観返したくなるはず。
3位ザ・バニシング-消失-
引用元: Amazon
『羊たちの沈黙』『サイコ』と並び称されるサスペンスサイコホラー。休暇で南フランスへ向かうカップルのレックスとサスキア。旅の途中忽然とサスキアは姿を消してしまう。以来3年間彼女の行方を探し続けているレックスの行動を犯人も見ており…。
スタンリー・キューブリックが史上最も恐ろしいと絶賛したホラー映画。。
噂に違わぬ大傑作。
ただひたすらに恐れ入りました。
とことんシンプルに、無駄を削ぎ落としているからこそより強固に浮かび上がる恐怖、人間の業。
最近のホラーは色々味付けをし過ぎて、結果として芯の部分が見えなくなってしまっているものが多いのかもしれないなとも思わされる。
1つ1つのディテールどこをとっても洗練されまくっており、シリアルキラーものの最高峰。
犯人役の俳優の顔つき、佇まいも生理的に嫌悪したくなる“厭”さ。
ホラーを超えたその先へ。
黒沢清、クエンティン・タランティーノ、ギャスパー・ノエ、ニコラス・ウィンディング・レフン…etc.
数えきれない名だたる映画人、映画ファンの心を掴んでいる言わずと知れた“ホラーの金字塔”なわけだが本当に今観てもガチで怖い。史上最凶のキャラクター、レザーフェイスが走りながらチェーンソーを振り回すその姿はもう鳥肌モノだ。
“骨で作られた家具”や“強調される色彩”など、とにかく細部の美術が素晴らしい。
そしてこの作品は低予算のために通常映画で使われる35mmフィルムが使えず1回り小さい16mmで撮影されていて映像の質感がザラザラしていて汚れていて、それがよりリアルで異常な恐怖感を作り出すことに成功している。
音楽もとにかく不快不快不快に尽きる。
よって“監督の演出手法”と“16mmフィルムの映像”と“不快な音”が見事にマッチして奇跡的な作品に仕上がったのだと思います。