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shutoさんの「瀬戸内寂聴の本ランキング」

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更新日: 2020/01/08

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ランキング結果

1美は乱調にあり

美は乱調にあり

引用元: Amazon

「美はただ乱調にある。諧調は偽りである。」(大杉栄) 瀬戸内寂聴の代表作にして、伊藤野枝を世に知らしめた伝記小説の傑作が、文庫版で蘇る。婚家を出奔しての師・辻潤との生活、『青鞜』の挑戦、大杉栄との出会い、そして日蔭茶屋事件――。野枝、平塚らいてう、神近市子。恋に燃え、闘った、新しい女たちの人生。

美は乱れに宿る

「美は乱調にあり」は、大正に実際に起きた虐殺事件で殺された、伊藤野枝の半生を綴った伝記小説です。ダダイストの辻潤と結婚するも、後に無政府主義者(アナーキスト)の大杉栄の元へと去り、泥沼の不倫に溺れた挙げ句、最終には憲兵に殺害されてしまうという伊藤野枝の人生はタイトルにもある通り、波乱に満ちています。この小説では、大杉栄の無政府主義思想や伊藤野枝の女性解放思想といった政治的な信条や正義というものは省かれ、情欲にまみれたメロドラマが淡々と描かれます。憲兵たちに惨殺され、畳表にくるまれて井戸に遺棄されてしまう最期ではありますが、性に奔放で生を謳歌した、野性的でエネルギッシュな伊藤野枝の人生は、欲望を抑圧された現代人には愚かにも美しくも映ることでしょう。

2諧調は偽りなり

諧調は偽りなり

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「美はただ乱調にある。諧調は偽りである。」(大杉栄) 四角関係を超えて深く結びついたアナーキスト大杉栄と伊藤野枝。大杉の幼少期から関東大震災直後の甘粕正彦らによる虐殺まで、二人の生と闘いの軌跡を、彼らをめぐる人々のその後とともに描く、大型評伝小説。名著『美は乱調にあり』から16年の時を経て成就した、注目の完結編。(全2冊)

3わが性と生

わが性と生

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もし私が天性好色で淫乱の気があれば、五十一歳で、ああはすっぱり出家は出来なかったでしょう。しかし文学少女の姉の傍らで私も読書家でした。性に目覚める環境が情緒的に豊かな十歳の頃には、世界の淫書に読みふけり神秘的なエロスの領域に踏み込んでいたわけです……。あれから幾星霜「生きた、愛した」自らの性の体験、見聞を飾らず隠さずユーモラスに大胆に刺激的に語り合う。

4奇縁まんだら

奇縁まんだら

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いまや日本を代表する女流作家が、藤村、川端、三島から岡本太郎まで、21人の物故巨匠作家との奇縁を綴った随想集。誰にも書けない日本文学史“ライブ”であり、“自立した女性”の魁となった著者の精神史でもある。

5わかれ

わかれ

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親しい友人も愛した男も、皆この世を去った。それでも私は書き続け、この命を生き存えている―。吉行淳之介との不思議な縁。幼い自分を容赦なく叱った職人の父との思い出。色恋に疲れた男と老女とのささやかな交情。流麗に達し合うことができる、女性同士の性と愛。円熟の筆が、「私」と艶やかな共犯関係を結ばせるように、読者を物語へと誘い込む。終世作家の粋を極めた、全九編の名品集。

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