【人気投票 1~21位】瀬戸内寂聴の本ランキング!みんなのおすすめ本は?
このお題は投票により総合ランキングが決定
小説家として活動しながら、天台宗の尼僧も務め、数々の癒しの名言を残している「瀬戸内寂聴」。法話・講演会を数多く行っていることでも有名です。今回は、そんな彼女が執筆した「瀬戸内寂聴の人気作品ランキング」をみんなの投票で決定。大病を乗り越えて自身の命と老いに向き合った長編小説「いのち」、源氏物語の世界を現代語に訳したことで話題になった「源氏物語」など人気の本は果たして何位にランクインするのでしょうか。あなたがおすすめする本に投票してください!
最終更新日: 2022/07/07
ランキングの前に
1分でわかる「瀬戸内寂聴」
瀬戸内寂聴の最後の長編小説が話題
瀬戸内寂聴は1922年生まれ、徳島県出身。小説家であり天台宗の僧侶でもあります。法話・講演を行うかたわら手掛けた近著で注目は、長い入院生活を終えたときの主人公の心境から始まる自伝的小説「いのち」。瀬戸内寂聴が95歳のときに発売した最後の長編小説で、親交のあった女性作家2人との思い出を中心にとした自らの老いに向き合いながら命を見つめた作品となっています。
瀬戸内寂聴の受賞歴
1956年に処女作「痛い靴」を『文学者』に発表し、同年『女子大生・曲愛玲』で新潮同人雑誌賞を受賞。不倫体験を描いた『夏の終り』で1963年の女流文学賞を受賞し、作家としての地位を確立しました。1992年には一遍上人を描いた『花に問え』で谷崎潤一郎賞を受賞するなど、数々の受賞経歴があります。また『源氏物語』の現代日本語文法訳でも有名です。
ランキングの順位について
ランキングの順位は、ユーザーの投票によって決まります。「4つのボタン」または「ランキングを作成・編集する」から、投票対象のアイテムに1〜100の点数をつけることで、ランキング結果に影響を与える投票を行うことができます。
ランキング結果
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美は乱れに宿る
「美は乱調にあり」は、大正に実際に起きた虐殺事件で殺された、伊藤野枝の半生を綴った伝記小説です。ダダイストの辻潤と結婚するも、後に無政府主義者(アナーキスト)の大杉栄の元へと去り、泥沼の不倫に溺れた挙げ句、最終には憲兵に殺害されてしまうという伊藤野枝の人生はタイトルにもある通り、波乱に満ちています。この小説では、大杉栄の無政府主義思想や伊藤野枝の女性解放思想といった政治的な信条や正義というものは省かれ、情欲にまみれたメロドラマが淡々と描かれます。憲兵たちに惨殺され、畳表にくるまれて井戸に遺棄されてしまう最期ではありますが、性に奔放で生[続きを読む]
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男女の恋愛のお話です。
「子宮作家」と呼ばれることになるきっかけの作品です。いつだって男女は恋愛するんだ。女性として、さまざまなことを、多方面から考えながら読みました。
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落ち込んだ時に読んでます
瀬戸内寂聴の著書のなかから、寂聴本人が選んだ言葉を集めた一冊です。苦しい時、辛い時、泣きたい時、心、癒される「ひと言」がいっぱい詰まっています。90年以上も生きている瀬戸内寂聴だから出てくる考え方、瀬戸内寂聴が言うからこそ刺さる言葉の数々は、疲れた人の心に寄り添ってくれます。嫌なことがあって泣きたい、腹立たしい気持ちになった、老いや死や孤独が怖い人におすすめです。語りかけるような優しい文章で書かれているので、かっちりした文章が苦手な人でもお読むことができます。余白も多めに取られているため、読書好きには物足りなく感じるかもしれませんが、[続きを読む]
報告何度も再読しています
心にとめておきたくなるような、素敵な言葉がたくさんあって何度も再読しています。なにかあったときにすぐ読み返せるように、いつも持ち歩いている一冊です。短い言葉の中に、ぎゅっとたっぷり愛が詰まっていて、何度も寂聴さんの言葉に救われています!!!
報告すごく励まされる
泣きたいときや嫌なことがあって疲れたときに読むと良い。文章の一つ一つが優しくて、心が浄化されるかのようにあたたかい気持ちになる。もう一度踏ん張りたいときや、気持ちを整理して思い切り休みたいときにおすすめ。
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気持ちが晴れる
アタシ、寂聴さんまじで大好きなのね。お坊さんなのに、意外とお坊さんっぽくない倫理観だったり、独特な感性を持っているところがすごい大好き!!!寂聴さんの言葉って、なんか心に直接ズドーーーンってくるっていうかね、、、なんども読み返したくなるよね!
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女目線
源氏物語を女目線で描いた作品。源氏物語関連の本、結構読み漁ったんだけど、寂聴さんは言葉をオブラートに包まずにはっきり使うから、一番好き!!女性目線で描かれてるから、女性は感情移入しやすい気がする!あと、これ読むまで光源氏きらいだったんだけど、登場する女性たちのリアルな胸のうちを知ったら、なんかうちも一緒に恋愛してる気になって、なんか嫉妬した。笑
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人生はこれから!
まだ30代の私ですが自分よりも若い子たちを見ていると、わたしなんて・・・と思ってしまうことが多々ありました。この本を読んで、30代でそんなことを思っていた自分が恥ずかしくなりました!「自分の健康と精神の若さと、可能性に、自ら見切りをつけた時から老いは始まるのです。」この言葉を心に刻んでいます!!!!
にゃんこクラブさん
2位(90点)の評価
老いを恐れないために
この本は、いろいろな雑誌に寄稿したエッセイを再編集したものです。「五十からでも遅くない」というタイトルのように、50歳からの人生をどう生きるか悩む中年女性に向けて描かれています。特に多くの50代の女性が悩むであろう、孤独、愛、健康、慈愛にフォーカスして、仏教の視点から優しく説いています。50代の女性はもちろんですが、年齢を重ねても美しくありたいと感じている女性にもぴったりです。寂聴さんならではの鋭い視点や優しい言葉に励まされ、年を取ったときの心の持ちようや気の張り方を学ぶことができます。私もまだ50代まで遠いとはいえ、いずれやってくる老いや孤独に不安を抱く一人でした。しかし、この本を出版したは92歳で、人生の大先輩の寂聴さんからのアドバイスを聞くいて安心感を得られました。お坊さんなのに説教臭くなくて、読む側に寄り添うような優しい文体で書かれていたのも大きかったと思います。いくつか刺さったフレーズはありますが、書籍の紹介ページにもある「自分の健康と精神の若さと、可能性に、自ら見切りをつけた時から老いは始まるのです。」はとくに心に残りました。年齢を言い訳にして何かをすることを辞めてしまうと、精神が成熟しないまま年を取ることになりそうなので、胸に刻んで生きようと思いました。それから「自由と寂しさを選ぶか安定とごまかしを選ぶか」という言葉も孤独感を飼いならすうえで大切にしたいと思いました。このほかにも良い言葉がたくさん載ってるので、ぜひ読んでみてください。50代の女性でなくてもハッとさせられるワードがきっと見つかるはずです。[続きを読む]
オムライスさん
1位(100点)の評価