ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアランキング結果
2位棚の隅
店先に置き忘れた記憶
小さなおもちゃ屋さんを切り盛りしていた宮田康雄の平々凡々とした人生が、ある日突然に別れた妻との再会によって動き始めていきます。ふたりの女性の間で揺れ動く優柔不断な主人公を、大杉漣が静かに演じていて心に残りました。
3位ネコナデ
鬼の目に止まった猫
一部上場のIT企業で仕事一筋に生きてきた中年男性・鬼塚太郎に、大杉漣が威厳たっぷりに扮しているコメディー映画です。会社のためには同期の仲間さえリストラする冷血漢が、公園で拾った1匹の猫の世話をする姿に癒されました。
名優の名演もこれが見納め
極刑を宣告された拘置所の死刑囚たちと、半世紀に渡って向き合い続けてきたプロテスタントの牧師を主人公にした社会派映画です。海千山千の犯罪者たちと対話する佐伯保役の大杉漣の存在感が抜群で、本作品が最後の主演作となってしまったのが惜しまれます。