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おこめさんの「恩田陸の書籍ランキング」

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更新日: 2020/05/19

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ランキング結果

1麦の海に沈む果実

麦の海に沈む果実

引用元: Amazon

『麦の海に沈む果実』(むぎのうみにしずむかじつ)は恩田陸による日本の小説。 関連作に『三月は深き紅の淵を』、『黄昏の百合の骨』、『黒と茶の幻想』があり、外伝ストーリーとして『睡蓮』、『翡翠の夢、水晶の朝』、『麦の海に浮かぶ檻』がある。

全寮制の学園で起こるミステリーが怪しくも切ない

全寮制の学園を舞台に主人公の少女が謎に巻き込まれていくミステリ小説です。
学園の怪しい雰囲気、学生生活特有の喜びと感傷、どこかノスタルジーな世界観に読者は飲み込まれます。
登場する少年少女たちが皆魅力的で、こんな学校で青春を送りたいと憧れてしまいます。何度も読み返したくなる作品です。

少年4人が過ごすひと冬の青春

男子高校生4人が学校の寮で冬休みを過ごすお話です。
鍋を囲んだり、隠れてお酒を飲んだり、誰にも言えない秘密を打ち明けたり、4人で過ごす何気ない日常がノスタルジックでたまりません。
思春期の葛藤や青春というものをぎゅっと詰め込んだような作品です。

死者に会える島で起こる殺人事件

舞台は死者に会えるという島です。
特殊な設定ですが、きちんと設定を活かしてミステリーとして成り立っています。
またその島はイギリス文化と日本文化が融合した不思議な文化体系を持っていて、そこに至った経緯もしっかり設定があり、物語に歴史を感じることができます。
文化人類学や風俗文化史が好きな人にとってもたまらないと思います。
ミステリーなのかファンタジーなのかホラーなのか分類が難しいところですが、この不思議な雰囲気をぜひ味わってほしいです。

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