【人気投票 1~38位】恩田陸の書籍ランキング!みんながおすすめする作品は?
このお題は投票により総合ランキングが決定
本屋大賞を2度受賞するなど多くの名作を世に送り出している恩田陸。デビュー作はファンタジー調の強い作品でしたが、SF・推理・ホラーなどジャンルにとらわれず幅広く作品を制作しています。今回はそんな『恩田陸作品』のおすすめランキングを皆さんの人気投票により決定!冬休みの男子校寮で突如始まった告白ゲームを描いた『ネバーランド』や、歩行祭をきっかけに動き出す恋愛模様の『夜のピクニック』、4人のピアニストが織りなす挑戦と成長の物語を描く『蜜蜂と遠雷』など代表作は何位にランクインするのか!あなたがおすすめする作品は?
最終更新日: 2024/07/29
ランキングの前に
1分でわかる「恩田陸」
多くのジャンルにチャレンジする「恩田陸」
1964年生まれの作家「恩田陸」。1992年に『六番目の小夜子』でデビューします。ちなみにこの作品は2000年にドラマ化されました。そして2005年、代表作の淡い青春小説『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞を受賞します。その後、推理小説『ユージニア』で日本推理作家協会賞を受賞。同じくミステリー作品の『中庭の出来事』では山本周五郎賞を受賞します。他にも多くのファンを持つ『ドミノ』や男子校を舞台にしたミステリー風の青春小説『ネバーランド』、短編集『私と踊って』などを発表。ホラー・SF・ミステリーなど多岐にわたる分野にチャレンジし、その才能を遺憾なく発揮しています。近年では2017年に『蜜蜂と遠雷』で直木賞と本屋大賞を受賞しました。
本屋大賞2度目の受賞は史上初
2017年に発表した『蜜蜂と遠雷』は直木賞と本屋大賞のW受賞で話題になりました。またデビュー作の『夜のピクニック』で本屋大賞を受賞しており、『蜜蜂と遠雷』で2度目の受賞。これは史上初の快挙でした。
ユーザーのバッジについて
恩田陸の作品を全作品読んだことがある。
恩田陸の作品を15作品以上読んだことがある。
恩田陸の作品を5作品以上読んだことがある。
ランキングの順位について
ランキングの順位は、ユーザーの投票によって決まります。「4つのボタン」または「ランキングを作成・編集する」から、投票対象のアイテムに1〜100の点数をつけることで、ランキング結果に影響を与える投票を行うことができます。
ランキング結果
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ただ歩くだけで人の本質が見えてくる
歩行祭という丸一日をかけて歩き続ける学校行事が舞台です。ある問題があって距離をとっている2人が、色々な出来事が起きる一日の中で互いを理解していく話です。歩き続けることで、疲れから誤魔化しができなくなって本音がこぼれてしまうのが面白い。そして、2人のことを心配し寄り添う友人たちの温かさにも注目してください。
報告青春小説
何かあるようで何もなく、でもやっぱり何か起きている(た)。という不思議な感触は恩田陸の得意とするところであり、それがこの真夜中に黙々とただ歩くだけという高校の恒例イベントにも象徴されているように思います。
ほとんどの人にとっての青春というものも、きっとそんな感じだろう。
青春ノベル
高校3年生が行う、夜の80キロウォーク。歩く生徒達はそれぞれの想いを抱え、色んなことに考えを巡らせながら歩くことになります。自分と向き合うのに最適のイベント。読者に、高校生の頃の青い日々を懐かしく思い出させてくれます。
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独特の不穏な空気感
不思議な能力を持つ常野一族について書いた短編集。一話読むごとに全貌が明らかになっていくのがとても面白かったです。最終話の最後は少し感動する終わり方でした。一族について大きく広げた風呂敷をあまり畳まずに終わったことに作者からのメッセージを感じました。
報告不思議なファンタジー
不思議な力を持ちながら、世を忍んで生きる常野一族の人々の物語。根っこの部分は何も明かされないまま、ただ常野の人々の日常?が語られます。でも不思議と不満が募ることもなく、そういう人たちもこの世界のどこかにいるのだろうと思いを馳せます。
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高校生の悩みと衝突
ドラマを見て原作であるこの作品に出会いました。学校の七不思議のような怪しい話を、見事にミステリーとして成立させていて面白い。それぞれの課題に取り組んでいくのですが、先を越されたり上手くいかなかったりの緊張感がたまらない。また、自分に自信を持てない生徒たちが奔走するので、高校生らしい悩みやぶつかり合いがまぶしくかんじます。ドラマ版は少し設定が違いますが、出演者が豪華なので一度見ることをおすすめします。
報告思春期特有
これもまた不思議な小説。NHKでドラマ化もされており、そちらのほうが有名かも。思春期特有の、はっきりした根拠は何も無いのに、なぜかみんなそれを何となく信じている。というよくある現象に設定を付け加えることで、よりリアルな物語として動き出す。誰にでもできることではない高度なことをデビュー作でやっているという。
報告驚嘆のデビュー作
とてもデビュー作とは信じられないほど、ミステリー要素の完成度の高い作品です。タイトルもさることながら、謎が謎を呼ぶ展開に息つく暇もないほど一気に読ませます。物語の面白さからドラマ化もされた、恩田陸代表作の一つです。
報告新着・注目
まだまだ採点・コメントが少ない候補です。ご存知の場合はぜひ採点をお願いします!
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少年4人が過ごすひと冬の青春
男子高校生4人が学校の寮で冬休みを過ごすお話です。
鍋を囲んだり、隠れてお酒を飲んだり、誰にも言えない秘密を打ち明けたり、4人で過ごす何気ない日常がノスタルジックでたまりません。
思春期の葛藤や青春というものをぎゅっと詰め込んだような作品です。
爽やかな読後感
それぞれ闇を抱えた高校生たちが大人になる過程を描いた小説です。生硬な少年たちが成長する姿がとてもまぶしく感じました。とても爽やかな読後感で、話はここで終わっても、彼らの人生は続いていくということを想像できるのが楽しかったです。
報告心が若返る名作
寮制の男子校が舞台のこの話。
私自身寮制の学校に通っていた頃に初めて読みました。この本のように帰省せずに寮に残ったことはないですが、描写がリアルですね。
まさに寮生活はこんな感じです。
大人になって読むととても懐かしかったです。
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夢の実現
この作品については、内容というよりも会話だけですべてが構成されていることに注目します。小説を読み始めた頃に、説明文や比喩を読むのに苦労し、いらないのではないかと思っていました。会話だけなら読みやすく本が厚くても買うことに躊躇しないと考えていたのです。その読者の都合の良い夢を、この作品が実現してくれいます。
報告小説じゃない小説
題のとおりに質問と回答のみで話が進んでゆく。
2位に選んだ「ユージニア」も同じようなインタビュー形式で書かれているが、あちらはインタビュアーの目線で書かれていて、こちらは完全に第三者、それこそ、空気が聞いているものだけが羅列されている。
これぞ、恩田陸節というのか。ぜひ、構成を気にせず読んで欲しい。
テロか?陰謀か?事件か?それとも…?
題名通り対話形式で進む本作。あの日あの大型商業施設で何が起きたのか。それぞれの証言のみで読者に伝えられる事実の断片。不安定な現代にこそ読んでほしい一風変わったミステリ。
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はらはらドキドキの展開
色んな登場人物が出てきて、それぞれ色々な問題をかかえており、読んでいてはらはらドキドキしました。少しありえない展開だなと思う場面もありましたが、最後にはすべてつながってスッキリとしました。爽快感を味わえる作品でもあります。
報告登場人物たちの交錯がみどころ
恩田陸の作品は、実在の物事から着想を得たようなものが多いんですが、ドミノは毛色が違いました。
登場人物たちがそれぞれ隠れた思惑を持っていて、濃厚な人間ドラマが展開されています。
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視覚でえる圧倒的な音楽体験
登場キャラは多くそれぞれの個性も多様でしたが、それらがうまく作品に織り交ぜられており色々な情景を味わえる今作品は贅沢でした。また、今作を読んでいると不思議なことが起こりました。読んでいるうちに私の聴覚にピアノの音が聞こえたのです。文字というものが恩田陸さんのてによって情景となり空気となりそして音になってることに感動しました。読了後も美しさが心に残る素敵な作品です。
ゆうさん
1位(100点)の評価
耳の奥で誰かが叫んでる
言わずもなが、第156回直木賞受賞作品。
序盤で、一気に世界に引き込まれる。両手を耳に当てて山へ沈む強く長くさしてゆく太陽をかいでいる気持ちにさせられる。
中盤ではあふれ出る情報に、音に、とても気持ちが悪くなる。
自分がピアノをやっていて、コンテストに憧れがあったのもあるが、音楽を奏でる中での静寂や、鮮やかさ、熱さと冷たさ、匂いまでもが再現される。
激動があって泣いてしまうわけではない。ただ読了後にはなぜか達成感と、新たな目標がたっている。
ゆうたろさん
1位(100点)の評価
圧倒的なピアノ演奏描写
本屋大賞と直木賞を同時受賞した名作です。最近映画化されて話題になりました。多彩な心理描写はもちろん、表現力豊かなピアノ演奏描写は実際に音楽がきこえてきそうなほどで、予想のできない展開にもずっとドキドキしながら読むことができました。
ぴよまるさん
1位(100点)の評価