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題名に何度でも惹かれる
主人公を<私>と<あなた>とあらわしているところがとても好き。こういう形でしかあらわすことができない、こういう形だからこそあらわすことができる二人の関係性に、読み進んでいくうちに引き込まれる。島本理生の恋愛小説の良さがこの本を読めばわかると言っても過言ではない。
夏にぴったりな一冊
いい意味で島本理生らしくない少し風変わりな奇妙な作品であるが、その奇妙さに引き込まれる。この小説に対して共感するというよりも、自分自身や人間関係について改めて考え直す気かっけになる。
映画化もしていて印象深い
Redは官能小説であるが、生々しく艶やかな描写がたまらない。映画を見ても、小説の官能さには勝らない。またこの小説はいわゆる「不倫」がテーマであるが、「男女」のストーリーとして恋愛を経験したことがある人は誰しも共感できることがあるような性的そして心的な悩みや事情が巧みに描かれていて素晴らしい恋愛小説だと思う。