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pekoさんの「島本理生の書籍ランキング」

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更新日: 2020/07/25

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ランキング結果

読むのがつらくなるほどのリアリティ

精神科医と女の子とのやり取りでだんだんと浮き彫りになるのは、「女性の生きづらさ」である。ひとつひとつの出来事は些細なことだし、私たちも日常で経験しているような事柄だが、女性ならではの「生きづらさ」の積み重ねが「父親殺し」へと繋がる。もしかしたら私がこの女の子だったかもしれない、と非常に感情移入してしまうのが恐ろしくもあり、魅力である。

2ナラタージュ(小説)

ナラタージュ(小説)

引用元: Amazon

『ナラタージュ』は、島本理生の恋愛小説。島本にとって初めて文芸誌などでの発表を介さない書き下ろしの作品発表(単行本発行)であった。 2005年2月28日に単行本が発行されると、「この恋愛小説がすごい! 2006年版」(宝島社)第1位「本の雑誌が選ぶ上半期ベスト10」で第1位、2006年の本屋大賞で第6位に選出されるなど注目を集めた。

かつて夢みた恋愛

学生の頃、若い先生に惹かれるのはよくあることだったと思う。その気持ちが本当に恋愛まで発展したらどうなるのか?という妄想を、見事に打ち砕かれた。幸せになれないとわかっている恋愛の行方と、読んでいてヒリヒリするような心理描写が魅力的。

夢と現実のギャップ

結婚に対して全く夢を持てなくなる作品。夫や義家族との結婚生活と、素敵な不倫相手との恋愛の、あまりにも大きすぎるギャップに絶望する。人の親だからと言って完璧でもなんでもない、ひとりの人間なのだと思い知らされる。

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