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「歩く」ということ
サカナクションは日常的に私たちが見ているのに注視してはいない、埋もれがちな事象を掬い上げて芸術的に仕上げるのが非常に上手いと思います。この曲では「歩く」という行動に自由の象徴としての意味づけを行い、力強く私たちを鼓舞してくれます。私も勇気をもらったうちの一人です。
この曲で知った
この曲で初めて「アイデンティティ」という言葉とその意味を知りました。この歌詞自体がアイデンティティの辞書になってもいいくらい、思春期の少年少女が悩む感情の複雑な葛藤を描き出しています。
近年の邦楽の中では傑出した作品
最初に聴いたときには全く記憶に残りませんでした。モノクロで単調な歌詞の繰り返し……それが第一印象だった、のですが。何度か聴いているうちに徐々にその素晴らしさに気づくことになりました。この作品が描き出そうとしていることはあまりに多岐に渡り、それが絶妙に5分42秒に完璧に収斂されています。<鳥>と<僕>という二つの視点を重ね合わせ、主観的かつ客観的に人生や自由や孤独や希望などについて語られます。終盤の盛り上がりは、まさに鳥肌が立つくらいに感動します。