1分でわかる「弐瓶勉」
弐瓶勉の略歴
弐瓶勉は、1971年2月26日生まれ、福島県出身の漫画家。1995年に、月刊マンガ雑誌のコンテストにて『BLAME』が審査員特別賞を受賞。その後、漫画家アシスタントとして経験を積み、1997年に「月刊アフタヌーン」で『BLAME!』の連載を開始しました。彼の作品は、なんといってもハード系SF設定に綿密に練られた世界観が魅力。また、建築関係の職に就いていた経験を活かし、繊細に描かれる巨大建築物も見逃せないポイントで、海外でも称賛されるほど人気を誇っています。
弐瓶勉の代表作
弐瓶勉の代表作には、コンピューター技術が発達しすぎたためにシステム不全に陥った都市を舞台にした『BLAME!』(1995年)をはじめ、ウイルスが蔓延した世界で繰り広げられる命がけのSFアクション『Biomega』(2004年)や、ラブコメ的な日常と緊張感のある展開を交互に描いた『シドニアの騎士』(2009年)など、斬新な設定で大スケールに描かれるSF作品ばかりが揃います。
引き込まれる独自の世界観
約20年前に読んだ当初、他にはない圧倒的な世界観に引き込まれました。
作品の根幹をなす構造物の表現が特に魅力的で、その中で動く一見無感情なキャラクターもどんどん好きになっていきます。
解釈の難しい場面が非常に多いですが、その探究も含めて主人公と一緒に構造物をぐるぐると動き回るように何度も繰り返し楽しむことができる作品です。
シイナさん
1位(100点)の評価