あけくれ
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読者になんとも言えぬ孤独感を与える、宝石の国。完結済みです。まずこの点数の理由ですが、主な要因として絵柄が特徴的であり戦闘シーン等が分かりにくいです。そのような点から見る人を選ぶのでは?と感じたので。(下大まかなストーリー。感想は◇から)舞台は「かつて人間が存在していたとされる遠くの未来」。登場人物はほとんどが宝石であり、その他にはアドミラビリス、月人などが存在します。主人公のフォスフォフィライト(後フォス)は役立たずで硬度が脆く3半。何をやらせてもダメ。そんなフォスは金剛により博物誌制作を任される。月からやってきた貝殻を調べようとしたところ取り込まれ、復帰後はアドミラビリス族の王と話ができるようになった。王の故郷に帰るため無許可で海へ入り、結果両足を失いアゲートで埋めることになります。その後は冬眠があるのですが、寝付けず流氷割りを「アンタークチサイト」と共に任されます。ですがその後流氷の声を聞いて両腕を失います。尾の浜にて合金を付けますが突然の月人の襲来によりアンタークチサイトを失います。ここからフォスは不安定と化します。そして月人の「しろ」という存在の襲来により、金剛(指導者)に疑問を抱くように。次第に月へ行き疑問を晴らすことを考えるようになります。そんなことを考えながら戦っていると、月人に攻撃を受け頭を失います。そしてフォスが生まれた頃に月人にさらわれた頭だけの状態の「ラピスラズリ」と融合し、ラピフォスと呼ばれる状態になります。その後は月へ行くことを果たすのですが、エクメア(月の王子)の手により片目が真珠になり、これはエクメアの監視目的で付けられました。その後他の宝石を集め月へ移住するのですが、金剛を祈らせ全てを無にすることが月人の願いであることを知り、それを叶わせるべく武器無しで地上の宝石達と向き合います。ですがその願いも虚しく地上の宝石たちにより粉々にされ、挙句金剛に祈りを懇願する動作を攻撃をする動作と勘違いされさらに粉々に。受け入れられなかった事実を知ったフォスは、「全ての宝石を粉にしてから金剛を無理やりでも祈らす」と目論むようになります。月にいる仲間たちを連れ、地上へと行ったフォス。かつての仲間たちと交戦し、約束を交わした「シンシャ」とも戦います。倒した後に正気に戻り、今までの行いを悔やみます。その後はフォスが人間になるため必要だった「水銀」というパーツがはまり、フォスは人間以上のものとなります。その後は人間からの命令を待っていた金剛を壊し、壊れた仲間の金剛は月へと行くことになります。その間、フォスは地上で1万年の孤独を過しました。1万年を過ごしたフォスは生まれ変わり、神へと化しアドミラビリス、月人、宝石達を無に返します。その後は言葉を発する石、金剛の兄機の通称「ぷーぷ」と関わります。また長い月を過ごすのですが、地球がまたもや危機に。ぷーぷたちは石を連れて他の場所へと避難するのですが、フォスだけは、地上に残り消えるという決断を取りました。燃え消えゆく中、フォスは段々と昔の姿が見えていきます。その後、フォスは神のフォスの中にあった、純粋な「フォスフォフィライト」への戻り、また宝石として過ごしていくのです。◇最後はみんな報われるのに、幸せになるのに、どうしても拭いきれない虚しさや哀しさが特徴的な作品です。救われる前の道中に挟む、鬱へと堕ちて行く展開が辛くて辛くて、半分のひとは読むのをギブアップしてしまうと思います。なんと言っても、宝石の特徴を最大限生かしていて、美しいだけでは収まりません。理解し難い設定やキャラの関係、初見では分かりにくいですが、何度も何度も見返していくうちに不思議なストーリー進行、冒涜的であっても美しい世界観に、惹き込まれてしまうと思います。最初は平穏で幸せなのに、ひとつの歯車が狂うだけでここまで変わってしまうものなのかと実感できる作品です。それぞれがそれぞれに対して思っていたことや、秘めていた思いなどが儚く、そして美しく表現されています。なんと言っても、感情表現が細かく感情移入しやすいので、鬱要素だけではなく感動要素もあるのかな……?と感じました。救われるのに虚しい、だけど決してバットエンドではない、宝石たちはそれで幸せなのかも知れない、という自分の人間らしさを再実感できると思います…市川先生の美しい画力で紡がれる宝石たちの物語、是非ご覧になってはいかがでしょうか。
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救われるのにどこか虚しい
読者になんとも言えぬ孤独感を与える、宝石の国。完結済みです。
まずこの点数の理由ですが、主な要因として絵柄が特徴的であり戦闘シーン等が分かりにくいです。そのような点から見る人を選ぶのでは?と感じたので。
(下大まかなストーリー。感想は◇から)
舞台は「かつて人間が存在していたとされる遠くの未来」。
登場人物はほとんどが宝石であり、その他にはアドミラビリス、月人などが存在します。
主人公のフォスフォフィライト(後フォス)は役立たずで硬度が脆く3半。
何をやらせてもダメ。そんなフォスは金剛により博物誌制作を任される。月からやってきた貝殻を調べようとしたところ取り込まれ、復帰後はアドミラビリス族の王と話ができるようになった。王の故郷に帰るため無許可で海へ入り、結果両足を失いアゲートで埋めることになります。
その後は冬眠があるのですが、寝付けず流氷割りを「アンタークチサイト」と共に任されます。ですがその後流氷の声を聞いて両腕を失います。
尾の浜にて合金を付けますが突然の月人の襲来によりアンタークチサイトを失います。ここからフォスは不安定と化します。
そして月人の「しろ」という存在の襲来により、金剛(指導者)に疑問を抱くように。次第に月へ行き疑問を晴らすことを考えるようになります。
そんなことを考えながら戦っていると、月人に攻撃を受け頭を失います。
そしてフォスが生まれた頃に月人にさらわれた頭だけの状態の「ラピスラズリ」と融合し、ラピフォスと呼ばれる状態になります。
その後は月へ行くことを果たすのですが、エクメア(月の王子)の手により片目が真珠になり、これはエクメアの監視目的で付けられました。
その後他の宝石を集め月へ移住するのですが、金剛を祈らせ全てを無にすることが月人の願いであることを知り、それを叶わせるべく武器無しで地上の宝石達と向き合います。
ですがその願いも虚しく地上の宝石たちにより粉々にされ、挙句金剛に祈りを懇願する動作を攻撃をする動作と勘違いされさらに粉々に。受け入れられなかった事実を知ったフォスは、「全ての宝石を粉にしてから金剛を無理やりでも祈らす」と目論むようになります。
月にいる仲間たちを連れ、地上へと行ったフォス。かつての仲間たちと交戦し、約束を交わした「シンシャ」とも戦います。倒した後に正気に戻り、今までの行いを悔やみます。その後はフォスが人間になるため必要だった「水銀」というパーツがはまり、フォスは人間以上のものとなります。
その後は人間からの命令を待っていた金剛を壊し、壊れた仲間の金剛は月へと行くことになります。その間、フォスは地上で1万年の孤独を過しました。
1万年を過ごしたフォスは生まれ変わり、神へと化しアドミラビリス、月人、宝石達を無に返します。その後は言葉を発する石、金剛の兄機の通称「ぷーぷ」と関わります。
また長い月を過ごすのですが、地球がまたもや危機に。ぷーぷたちは石を連れて他の場所へと避難するのですが、フォスだけは、地上に残り消えるという決断を取りました。
燃え消えゆく中、フォスは段々と昔の姿が見えていきます。
その後、フォスは神のフォスの中にあった、純粋な「フォスフォフィライト」への戻り、また宝石として過ごしていくのです。
◇最後はみんな報われるのに、幸せになるのに、どうしても拭いきれない虚しさや哀しさが特徴的な作品です。
救われる前の道中に挟む、鬱へと堕ちて行く展開が辛くて辛くて、半分のひとは読むのをギブアップしてしまうと思います。
なんと言っても、宝石の特徴を最大限生かしていて、美しいだけでは収まりません。
理解し難い設定やキャラの関係、初見では分かりにくいですが、何度も何度も見返していくうちに不思議なストーリー進行、冒涜的であっても美しい世界観に、惹き込まれてしまうと思います。
最初は平穏で幸せなのに、ひとつの歯車が狂うだけでここまで変わってしまうものなのかと実感できる作品です。
それぞれがそれぞれに対して思っていたことや、秘めていた思いなどが儚く、そして美しく表現されています。
なんと言っても、感情表現が細かく感情移入しやすいので、鬱要素だけではなく感動要素もあるのかな……?と感じました。
救われるのに虚しい、だけど決してバットエンドではない、宝石たちはそれで幸せなのかも知れない、という自分の人間らしさを再実感できると思います…
市川先生の美しい画力で紡がれる宝石たちの物語、是非ご覧になってはいかがでしょうか。