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清香さんの「山田悠介の書籍ランキング」

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更新日: 2021/01/14

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ランキング結果

リアル

もし、日本が2つに分裂したらというあり得ないと思いながらも、引き込まれるリアルな設定と、どこまでも諦めない主人公の強さに引き込まれました。
そして、たとえ離ればなれになったとしても、彼女を想う気持ちを忘れないという純愛に胸を打たれました。
もし、同じ状況化になったときに自分ならどういう行動をとるのだろうと思わず考えてしまいます。同じ国なのに敵対しなくてはいけないという理不尽さだったり、自分ではどうしようもない現実に嘆いてしまうという場面や、悲惨な状況の描写に目を逸らしてしたくなることもありますが、ラストが気になって最後まで一気に読んでしまいました。

スリル

特別な能力などなにもない賢一が、親友の仇討ちのために立ち上がるのですが、あまりにも敵が多すぎて、次は一体どうなるのだろうというスリルが、ハラハラドキドキします。
そして、国民をあっさりと見捨てる首相に、憤りを強く感じました。
無人島で、たった一人で生き残った賢一の孤独と辛さ。賢一にとって、復讐したいという気持ちだけが唯一の希望のように思えて仕方がありませんでした。

衝撃のラスト

ロボットを通して、片想いをしている彼女を守る健が切ないです。更に、片想いをしている咲は、そのことを知らずに、健が操作するロボットの翼に恋をしているのですから、余計に辛くなります。
ですが、ラストの大どんでん返しは、驚愕を通り越して信じられませんでした。

若者の真実

SNSやゲームの依存症の怖さを、これでもかと暴いていると思い、いろんな意味でゾッとしました。自分のアバターを美しくするためには、人を騙すことも、姑息な手もいとわないという若者たちのあまりにもすさまじい欲望は、見ていて怖くなります。
これが若者の真実なのかと思ってしまいます。

怒りと愛

妻の仇をとるために、犯人への復讐心をたぎらせる泰之の、すさまじい怒りを感じます。ですが、復讐したいという泰之の気持ちは、妻の泉への愛から始まっているのです。
愛が深いからこそ、復讐したいという気持ちになるのだと思うと、更に切なくなります。

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